進撃の巨人、ミカサは選択をミスした?別の答えだったら?

進撃の巨人



先日、進撃の巨人がアニメでも最終回になり、かなり長い間ぶつ切りになりながら放送されていたアニメも、完結編にて終わりを迎えました。

私は漫画で最終回を見ていたので知っていましたがやはりエレンに対して、

「これで良かったのか?」

という思いは残ります。

さて、そんな進撃の巨人の中であった

ミカサの


「もし別の答えを選んでいたら」


というセリフ。

このセリフを聞くと、

ミカサは選択をミスしたのでは?

ミカサがエレンに別の答えを出していたら

エレンは別の選択をしていたのでは?

山小屋のシーンが現実になったのでは?


という疑問が湧いてきます。
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ミカサが「あなたは家族」と言い、「別の答えを選んでいたら」と考える話。

ミカサの独白。

進撃の巨人のアニメ第87話「人類の夜明け」で、ミカサがこんなセリフを言うシーンがあります。

「あの日からエレンは私たちの元を去った。

その後、彼から届いた手紙には

ジークに全てをゆだねると記され、

次に顔を合わせた時には、もう手遅れだった。

果たして、他に選ぶべき選択肢があっただろうか。

全ては最初から決まっていたかもしれない。

それでも考えてしまう。

あの時もし私が、別の答えを選んでいたら。

結果は違っていたんじゃないかって。」
(進撃の巨人 アニメ 第87話「人類の夜明け」より)


「あの時もし私が」のところで、ミカサはエレンと会話をした時のことを思い出しています。

その会話は下のような内容です。


エレンがミカサにシリアスな表情で、

「オレは・・・お前の何だ?」
(進撃の巨人 漫画 第123話「島の悪魔」より)

と聞き、

「・・・あ

あなたは・・・

家族・・・

とミカサが答えました。


この時のことをミカサは思い出しています。
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このエレンとの会話を思い出しながら、

「別の答えを選んでいたら・・・」

と思っていたということです。

ミカサの選択はミスだったのか?

この後、エレンは地ならしを強行します。

エレンの目的はエレンの持つ始祖の巨人の力で、巨人達を操作し「地ならし」を行い、パラディ島以外の人類を滅ぼす動きをすること。

そして、その結果ミカサが何かをすることで巨人の力が消え、パラディ島やエルディア人の問題を解決すること。

結果としては、

エレンのことが好きでずっと一緒にいたミカサがエレンの首を取ることで、

それを見ていたユミルは初代フリッツ王に対しての愛の形を変える。

ミカサが示してくれた愛の形、それをユミルは受け取り、

フリッツ王への愛の形として維持していた「巨人」というものを手放した。

このような形で進撃の巨人は終わります。



最後の巨人の力がなぜ消えたのかに関しては私の解釈です。

愛するエレンを手に掛けるミカサを見て、

単にフリッツ王に従うことのみがフリッツ王への愛の形というわけではない、

ということを実践する姿を見れたこと。

そして愛の形を変え、巨人の力を絶やすな、というフリッツ王の意志を、始祖ユミルは拒否出来るようになった。

ということだと私は思っています。

エレンにとってはパラディ島の住民を守るために自らが犠牲になる。

そういうストーリーが貫かれました。


ミカサは愛するエレンの首を取り、地ならしを止めるという選択をしました。


エレンの運命はあまりにも悲劇的です。


ミカサが後悔しているような別の答えを選んでいたら結果は違っていたかもしれないという感覚は、もし別の答えをしていたら地ならしが起こらなかったかもしれず、エレンの悲劇的な最後はなかったのではないか。

という感覚で、

ミカサは選択をミスしたのではないか。

という疑問でしょう。

未来は変えられるのか?

進撃の巨人のアニメの最終回で、

こんなアルミンとエレンの会話シーンがありました。

エレンはアルミンに、

「おまえたちが救える人類は2割までだ。

決まってる。

(アルミンのセリフを挟んで)

何度も何度も試みては失望した。

未来の記憶は寸分違わぬまま起こることは変わらなかった。

アルミン、おまえが言った通り俺は自由の奴隷だ。」
(進撃の巨人 The Final Season 完結編 第35話「あの丘の木に向かって」より)

と言います。


このセリフ、よく分からない部分があるんですよね。

何度も試みたって何を?

ってことがはっきりしないのです。



エレンが過去に干渉し、パラディ島の人達が生き残れて、かつ地ならしを起こさずに済む世界を作ろうとした、それでもエレンが見る未来は常に変わらなかった。



ということなのか、



エレンは過去に干渉したわけではなく、未来を知ってから現在までに何かを変えてみたが、エレンに見える未来は変わらなかった。



あるいは、



エレンは未来を変えるために、過去や現在を変えようと考えたけれど、どうしてもその考えを実行する気になれなかった。



ということか、あるいはそれ以外か。



ただ、ここではっきりしているのは、エレンが見る未来が変わらない以上、結局ミカサの選択が何だろうが、未来は変わらない、ということだと思います。



そのため、ミカサの選択がミスであっても正解であっても、未来は変わらない。



つまりおそらく、パラディ島の住民が守られかつエレンが地ならしを起こさない方法(未来)は存在しない、ということなのだと思います。

なので、ミカサの選択はミスではなく、必然的なたった一つの答え、ということになるのでしょう。

例え「家族」という答え以外の別の答えがミカサの本心だったとしても、です。


また、ミカサがエレンの首を取らない、という選択は不可能だったということだと考えます。

私はエレンが言った

「何度も何度も試みては失望した。

未来の記憶は寸分違わぬまま起こることは変わらなかった。」



これがアンサーなのだと思っています。

何度も何度も試みても、エレンの見える未来の世界が変わることはなかった。

未来が見えるエレンが試みても、未来が変わることはなかった。

だからミカサの選択のミスなんてない、と。

だって未来は変わらないのだから。

ミカサ自身、

「果たして、他に選ぶべき選択肢があっただろうか。

全ては最初から決まっていたかもしれない。」
(進撃の巨人 アニメ 第87話「人類の夜明け」より)

と言っていますが、

これを裏打ちしたのがエレンのセリフだったんじゃないかなあ、と。

進撃の巨人の世界は一本道なのか並行世界のループなのか

進撃の巨人の世界は、

一本道の世界だ。

と考える人と、

ループ&並行世界だ。

と考える人がいます。

進撃の巨人の世界はループし、並行世界があり、選択によって結果が変わっていく(未来が分岐していく)世界だ。

と考えるなら、あのエレンの悲劇的な結果を起こすことなく、みんなが幸せな世界があるかもしれない。

ということですね。

エレンとミカサの4年間の山小屋のシーンは

並行世界のどこかであり得た話、

ということ。

そう考えるなら、ミカサが選択を変えれば未来は変わり、

並行世界や別のループ世界に繋がっていく。

ということになります。

一方、一本道の世界だ、という考えは、

進撃の巨人の世界は未来も過去も既に決まっている。

という解釈です。

ややこしいのは、エレンが未来を見ることが出来、過去に干渉することが出来るらしい巨人の能力を持っていること。

過去を変えられるということは、未来を変えられるということだよね。

未来が見えるなら、現在を変えれば未来は変わるよね。

という風に思えてきます。

この点は一本道の世界だと考える場合は、

そもそも未来も過去も決まっている。

というより、

未来が先に決まって過去が決まる。

という感じの解釈になるようです。

進撃の巨人のストーリーで言えば、未来が見えているエレンすら地ならしを行い、自分がミカサに首を取られる、という未来を変えることなど出来ない。


ミカサがエレンに「家族」と答える選択も、

ミカサがエレンの「首を取る」という選択も、

変えることはできないということ。

カルラ巨人に母親を食べさせる、

という過去への干渉をエレンは行いました。

それはパラディ島の人達を助けるためには、エレンが巨人の力を手に入れて地ならしを起こさなければならないからです。

つまり、エレンが巨人の力を手に入れるという未来がある以上、カルラ巨人が母親を食べることは決定事項、ということです。

エレンが見る未来が決まっているのなら、

エレンが未来の出来事として見たエレンが地ならしをする、

という行動は既に決まっている。

そうなると、そのためには過去は決まっていなければならない。

エレンが巨人化能力を得ることも決まっていたし、

父親のグリシャがレイス家を襲撃し巨人の能力を奪うことも決まっていたし、

ライナーとベルトルトが壁を壊して無垢巨人を壁の中に侵入させることも決まっていたし、

カルラ巨人にエレンがパンチして、ビリビリッとなることも決まっていなければならない。

エレンが地ならしが出来るようになるために必要だった過去は、全て必要になる。

未来が決まっているということはそういうこと、という解釈のようです。



エレンがカルラ巨人に母親を食べさせなかったら?

という選択肢は一本道であるならそもそも存在しないということです。

個人的には私は後者の一本道ストーリーが、進撃の巨人の時間軸なんじゃないかなーと思っています。

正直、そのほうが進撃の巨人の物語は美しいと思うんですよね。

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