ワンピース、イム様はウミウミの実の能力者？

ワンピースも最終章となり、様々な謎が少しずつ明かされていますが、「イム様」に関してはほとんど情報がない状態が続いています。


アラバスタ王コブラとの会談の後、コブラを襲った時の異形の姿や、海軍大将藤虎とすら戦えるサボに大きなダメージを与えられる強さなど、何かの能力者だと思われる強さと描写がありました。

「ウミウミの実」の能力者ではないかという説があります。

この記事では、イム様はウミウミの実説について書いていきます。

なお、ワンピースの作中では「ウミウミの実」が出てきたことはありませんし、イム様の能力も不明で、イム様が悪魔の実の能力者であるか自体分かっていません。

あくまで読者やファンの間の説です。

イム→ウミの語呂合わせ

イム→ウミ。

ア行の中でウの隣なのがイ。
マ行の中でミの隣なのがム。

けっこう無理のあるこじつけのような感じではありますが、隣にあるのは事実。


ワンピースはわりとこの文字をこうするとこの形になるから・・・

というような考察も多いので、ギリギリあり得るかもしれないとは思います。

また、「イム」という名前はアルファベットだと「imu」。

逆にすると「umi」＝「ウミ」という解釈もよく見ます。

ただ、イム様の名前の考察に関しては本当に様々な説があり、「イム」という名前は「仏」という感じをバラしたのではないかなどなど、多数あって正直何とも言えない感じがあります。

ベガパンクの海に沈む発言との関係

ベガパンク（ステラ）はエッグヘッド編で長い演説を行いました。


演説の中でジョイボーイが最初の海賊だということや、空白の100年は天竜人の元になった20の連合王国とジョイボーイたちとの戦争だったということが分かると共に、過去世界は海に沈んだことがあること、今後また沈むであろうことが出てきます。


ベガパンクは世界を海に沈める力は古代兵器だっただろうこと、そして今後また沈むのも古代兵器の力であろうことを予測しています。


イム様はおそらく空白の100年から生きているネロナ家のイム聖。


イム様がもし「ウミウミの実」の能力者で海を操作できる能力であるなら、過去世界を海に沈めることも可能だったでしょうし、今後も可能でしょう。


この場合、ベガパンクの言っていた世界を海に沈めるのは古代兵器という話は、ウミウミの実＝古代兵器＝ウラヌスということなのかもしれません。


ただ、こうなるとイム様がルルシア王国を攻撃するのに使ったのがもしウラヌスなら、燃料にマザーフレイムが必要だったことがよく分かりません。

どうしてイム様が悪魔の実の能力を使うのに燃料が必要なの？という疑問が湧きます。

ルフィの海賊王の定義との関係

ルフィは「海賊王」について、レイリーとの会話の中で

「支配なんかしねェよ。この海で一番自由な奴が海賊王だ！！！」
（ワンピース　漫画版　507話”黄猿上陸”より）

と言ったことがあります。

この507話は漫画の単行本では52巻に収録されています。
ONE PIECE 52 (ジャンプコミックス)


正直「それのどこが海賊王？？」と思ってしまう部分はありますが、ルフィというキャラクター自身の持っている大きな価値観としての「自由」というものがあるからのセリフだと思います。


一方「イム様」は、天竜人の頂点のような存在で、まさに世界の支配者です。

そしてもしイム様がウミウミ（海海）の実の能力者であった場合、そしてウミウミの実が海を支配的に制する能力がある場合、これはルフィの考える海賊王とはほとんど反対の意味合いになります。


海を自由にできる、海を支配できる存在であれば、そもそも「海で一番自由」の前提を好き勝手できるわけなので。

イム様と五老星、産み産み説

ワンピースで「ウミウミの実」と言えば、ウミ＝海と思ってしまいそうですが、

海海の実ではなく、「産み産み（生み生み）の実」ではないか？

という説があります。


産みだすことが出来る能力ということ。

ここに結び付くのが五老星の存在です。


作中で描かれているわけではありませんが、よくある考察として
「五老星は（少なくとも空白の100年以降）ずっと生きているのでは？」という説があります。


これには根拠があり、ワンピースの色んなシーンを考えると、五老星は年を取っていないのでは、と思える部分が幾つかあるからです。

そのため、五老星自身がイム様によって作られた存在では？と類推されています。


また、少し前に鉄の巨人をこっそり破壊せずに研究させていたり、ルフィを取り逃がしてしまったサターン聖が、明かにイム様の能力で最終的に白骨になってしまうというシーンがありました。

少なくともサターン聖の命を左右できる存在なのがイム様、ということはまず間違いありません。

五老星の中でサターン聖だけがその対象とは思えず、五老星全員がイム様に命をもらったような存在だとしたら、イム様が「産み産みの実」の能力者と考えられる根拠になれます。

まとめ

コブラやサボを攻撃しているシーンを見る限り、イム様は何かの悪魔の実の能力者だろうと思われます。


もしイム様がウミウミ（海海）の実の能力者で、海をある程度操れる能力であるなら、ベガパンクの世界が海に沈む、過去沈んだという話も説明できます。

また、「産み産み」の能力だったとしたら、五老星もおそらく異常に長寿であることや、何かの能力でサターン聖を骸骨に戻すということに説明がつきます。


どちらであるにしても、ある種の支配に繋がる部分があるので、ルフィが強調する「自由」と対立するという点でも物語的には合うと思います。

ただ、これはあくまで考察や予測の話で、現在のところイム様が異形になりコブラやサボを攻撃したのは事実ですが、どのような能力なのか、そもそも悪魔の実の能力者であるかどうかも含め、ワンピース上では分かっていません。