彼氏彼女の事情の良さ、面白さ。エンドロールと次回予告の魅力。

漫画・アニメ
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彼氏彼女の事情(略称、カレカノ)は

エヴァンゲリオンで有名な庵野監督のアニメです。


少し前の映画版のシンエヴァンゲリオンではなく、

深夜アニメだった元祖エヴァンゲリオンの頃の

ばりばりの庵野秀明監督の時代です。


そのため、放送開始当初からかなり注目されていました。


私もアニメ放送をリアルタイムで毎週楽しみにしながら見ていたのを覚えています。


ただ、ストーリーは面白いんですが、

内容的には普通と言えば普通かなあ、という印象があります。


元々は漫画が原作で、ジャンルとしては恋愛漫画でしょうか。

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アニメの見せ方が面白いという評判がネット上には多いですが、

よく言えば面白いのですが、

正直、作画が間に合ってないのかな?と見ていた時は思っていました。


エヴァのように大きな謎があってどうのこうのでもないし、

そもそも戦わなきゃいけない敵もいなければ、

人類の敵も登場しないので、

エヴァとは全く違います。


時々アニメの中でヒロインがエヴァのシト風の動きをしてみたりするなど、

ちょいちょいエヴァっぽいシーンはありますが多くはありません。


彼氏彼女の事情を放送時に見ていた時に強烈だったのは

箸紙人形劇をやっていた回を見た時です。


本当に驚きました。

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紙芝居という評価

14話のテレビ東京の納入拒否問題も有名ですが、

私が強烈に覚えているのは紙の人形劇のシーンです。


よく彼氏彼女の事情は後半紙芝居になっていったと言われています。


アニメとして動画が動いているものの、

どんどん動きが少ないアニメになっていったからです。


静止画シーンも多く、「作画間に合ってないんじゃない?」

と友人の間で話題になっていました。


静止画がゆっくりスクロールされて、

声優さんが喋っているだけ、みたいなシーンがどんどん増えていきました。


ここまでなら色んなアニメでもわりとよくある話です。

私が驚愕したのは紙芝居どころか、

本当に人形劇だったことがあることです。


静止画という意味ではありません。

本気で本当の人形劇です。

小学生の頃に作ったことがある方は多いと思うのですが、

割りばしを2枚の紙で挟んで、

紙に絵を書いてこれを振りながらセリフを話す。


紙の人形劇ってこういうのですよね。


これが本当に行われていた回があったのです。

衝撃的な箸紙人形劇(ペープサート)

衝撃的だった人形劇回では、

その回のエンディングテーマが流れている時、

その紙の人形劇に使ったものを燃やしている実際の場面が流れていました。

今はもう見れないので私の記憶違いでなければ、

焚火して人形劇に使った紙人形を燃やしてる感じ。


紙人形劇でアニメを流すというのも衝撃でしたが、

それをエンドロールで燃やしているのを見て正直ぼうぜんとしました。

実際そんなアニメはそれ以降見たことがありません。



Amazonのレビューを見ると箸紙人形劇のシーンを

チャレンジとして評価している人がいることを知り、

そういう見方もあるのかー、とは思います。


もちろん、本当のことは関係者ではないので分かりませんが、

少なくとも当時のアニメを見ていた私や友人は、

どんどん動きの少なくなっていく画面を見て、

「やばくない?」とよく言っていました。


箸紙人形劇のシーンを見て、

「どうしようもなくなって人形劇にしたからこそ、

エンディングで自虐的に全部焼いたんだ」と考えてました。


私はVODに加入しているので、

懐かしくなって彼氏彼女の事情の箸紙人形劇の回を探したんですが、

紙人形劇の回は見た限りではありませんでした。
(見落としだったらごめんなさい)



ツイッターを見ていると、

今のVOD配信では書き換えられていて

別のアニメ映像になってるということでした。

なので、私がぼうぜんとした紙人形劇の回は今は見れないのかもしれません。

「もはや伝説のアニメ回だったのでは?いいもの見たなあ。」

と思っています。

それでも私が好きな理由。名曲「夢の中へ」とエンドロール

アニメ放送当時の私は「彼氏彼女の事情」のアニメが大好きで、最後まで見続けました。

ストーリー自体は特別印象的ではありませんでしたが、

主人公やサブキャラが魅力的で好感が持てたことと、

毎回のED「夢の中へ」が流れる中のエンディングが特に魅力的だったからです。


私は本当に彼氏彼女の事情のアニメを

ほぼ毎回変わるエンドロールと次回予告見たさに見ていました。

彼氏彼女の事情のエンディングテーマは「夢の中へ」という井上陽水さんの名曲で、
アニメの声優さん(榎本温子さん、鈴木千尋さん)が歌ったカバーバージョンです。

中古CDですがAmazonで買えるようです。
夢の中へ

オリジナルより好きという人もけっこういて、

今聞いても90年代のノスタルジックな雰囲気がよくて、じわっときます。


この曲自体がとても好きだったのと、

エンディングテーマが流れる中流れている現代のリアルな実写映像を見るのが

とても好きだったんです。

特に学校の実写映像を見るのが好きでした。


「夢の中へ」のメロディーを聞きながら、

序盤の頃によくあった毎回違う学校の映像を見ていると、

なんかちょっと感動と同時に、泣けてくるんですよね。


ただの学校の実写映像の何が泣けるの?


と思うでしょうが、ほぼ人がいないからだと思っています。

エンドロールの魅力。学校映像の美しさ。

学校って昼間は生徒と先生がたくさんいて、

喧噪の場ですよね。

ところが彼氏彼女の事情のエンディングで流れている学校映像には

ほとんど生徒も先生が映りません。


誰もいない学校や教室の映像は

喧噪と静寂を感じさせ、

私達の知っている昼間の喧噪とのギャップが凄くあり、

詫びさびというか、人生を感じるような感覚に捉われながら見ていました。


放課後だとピンと来ない方もいるかもしれませんが、

子供たちが遊んでいた公園から子供たちが帰った後、遊具しかない夕方の公園

これを想像してもらえれば何となく分かると思います。

想像してみて好きと思える方がいれば一回見てほしいなあ、と思います。



今でも私は彼氏彼女の事情のアニメを思い出すと、

エンディングテーマと放課後の映像が真っ先に思い出されます。

エンドロール映像だけでなぜかじわっと泣ける

基本毎回エンディングテーマが流れている時の映像は別物でした。

そのほとんどはリアルの実写動画です。アニメではなく。

でもそれのどれもが

何か泣ける、なんか悲しい、懐かしい、

「夢の中へ」の綺麗なメロディーもあって、

探し物がある気がする・・・何かが見つかりそうな気がする・・・

そう思える映像ばかりのエンドロール映像でした。

人によって私と同じように思う人と全く思わない人がいると思いますが、

ハマる人はおそらく全部のエンディングを見たくなるはず!

学校以外のエンディングテーマの際の動画も

人のいない細い路地をカメラが駆け抜けている映像

静けさと人間の気配を感じる映像でも人はいない

そんな感じのリアル映像が多くありました。



建物って誰かが建てたものですよね。仕事で。


映像は誰もいないどこか(主に建物)なのです。


誰もいない建物の映像が流れる中、

「夢の中へ」の歌詞を聞いていると、

この建物を建てた人がいて、

使った人がいて、おそらく時間が違えば使ってる人がいて、

でも映像には人がおらず建物が映っているだけ

なんだろう、なぜか泣けるんです。


時々不思議な感じのするエンドロール映像の時もあり、

16話ではどういう意図か分かりませんが、

ひたすらほぼ真正面から猫の顔が流れているだけ(動いてはいる)です。


さっぱり意味が分かりませんが、

なんだろう、でもそれもいい、そう思えるのが

私にとってのカレカノのエンディングでした。


リアル映像ではなく絵になっていることもあるのですが、

それもまたほとんど毎回違う絵でした。

元気が出る次回予告「おす!!!」

斬新だなあと思ったのは次回予告。

スタジオのマイクの前で

声優さんが次回予告を読み上げているのがそのまま映像になっていることが多かったこと。

もちろん普通に顔出しで。

基本主人公宮沢雪野の姉妹役の声優さんの映像でした。


そして凄く好きだったのが、なぜか次回予告の最後に、

「押忍!!!!!!!!!」

と、声優さんが元気に言うこと。


一部を除いて毎回押忍!!!って言います。

基本毎回別撮りで。


逆になぜ毎回押忍じゃないのか不思議なのですが、

まれに押忍!って言わない回があって、「えっ!?」ってなります。


今週の押忍!みたいな気分で聞いていたのを覚えています。

なんか疲れていてもこの次回予告の時の声優さんの元気な

「押忍!!!」(「オス」というか、「ウオオッス!」に近い)

これを聞くと元気になれるんですよね。凄く好きでした。

まとめ

私にとって彼氏彼女の事情はこんなアニメです。

ほぼほぼアニメの感想っぽくない感じがするかもしれませんが、

ストーリー内容も普通に面白いです。

内容としては、主人公の宮沢 雪野(みやざわ ゆきの)と

サブというよりもう一人の主人公に近い有馬 総一郎(ありま そういちろう)との

恋愛がメインです。

有馬の暗い過去が物語に深みを与えているストーリーになっています。


ただ、私にとってはあまりにもエンドロールと次回予告が

斬新で綺麗で印象的だったアニメってことです。


彼氏彼女の事情のアニメはどうも評判はそこまで良くないらしく、

ひどいとか気持ち悪いとか言われているようですが、

そうだったとしてもそこじゃなくて、

エンドロールと次回予告見ようぜ!!!

って私は思います。


私の書いていることに共感を感じる方がおられるなら、

ぜひぜひ一回見て欲しいと思います。


あなたもエンドロールの時のリアル映像でなぜか感動し、

次回予告でなぜか元気になってみませんか?

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