『ワンピース』のホールケーキアイランド編でのルフィvsカタクリ。
ルフィの敵として登場したカタクリ(声優:杉田智和)は、ビッグ・マム海賊団の最高幹部「スイート3将星」の一人であり、圧倒的な実力を誇る「無敗の男」でした。
しかし、その強敵をルフィはついに打ち破ることに成功します。
この記事では、ルフィがカタクリに勝てた理由を書いていきます。
ルフィとカタクリの戦いの概要
ルフィとカタクリの戦いは、ホールケーキアイランド編で鏡の世界(ミロワールド)で繰り広げられました。(ブリュレの能力)
戦いの発端は、ルフィたち麦わらの一味はサンジを奪還するためにトットランドに侵入、最終的にビッグマムとの戦いになり、ビッグ・マム海賊団から逃げるための時間稼ぎと殿を務めるような形で、ルフィがカタクリに対峙したことです。
カタクリはルフィにとって能力的には「格上の敵」で、能力的にもルフィにできてカタクリにできないことはないとカタクリは豪語していました。
しかし、最終的にルフィはカタクリに勝ちます。
ルフィvsカタクリの戦いは単行本では87巻から89巻で描かれています。
88巻の冒頭1話は無料で読むことができ、この中にもルフィvsカタクリ戦が描かれています。
例えば下記Amazonでも88巻の冒頭1話は無料で試し読みという形で読むことができます。
ONE PIECE 88 (ジャンプコミックス)
カタクリの強さと能力
ビッグマム海賊団は基本的にビッグマムの子どもたちで構成されていて、カタクリは次男です。(長男はぺロスペロー)
ビッグマム海賊団の幹部「3将星」の一人で、その中でも最強なのがカタクリ。
長男のペロスペローは「3将星」ですらありません。
見聞色の覇気(未来視)
カタクリは高度な見聞色の覇気を使うことが出来るため、少し先の未来を見ることができます。
これにより、カタクリはルフィの攻撃を避けることができ、またルフィを攻撃する場合はルフィの動きを読むことで攻撃を当てやすくなります。
モチモチの実の能力
カタクリは「モチモチの実」の能力者で、体を餅のように自在に変化させ、相手の攻撃をかわしたり、自身の攻撃に活かしたりします。
戦闘スタイルもそうなのですが、ルフィの「ゴムゴム」の実の上位互換のような部分があります。
(ニカの話を入れなければ)
無敗の男、懸賞金の高さ
カタクリの妹ブリュレ曰くカタクリは「無敗の男」で、
生まれてこの方一度も地に背をつけたことがない”超人”なのよ!!
(ワンピース 漫画版 882話”四皇の想定外”)
という人物です。
カタクリは四皇ビッグマム海賊団の幹部なので数々の戦いの経験があるはずですが、それで無敗なのですからとんでもない実力者です。
懸賞金は10億5700万ベリーを誇ります。
この時ルフィは王下七武海のドン・キホーテ・ドフラミンゴを倒した状態で5億ベリーの懸賞金でしたが、その倍以上の懸賞金です。
ちなみに武器は槍です。(名前は土竜(モグラ))
ルフィがカタクリに勝てた理由
見聞色の覇気のレベルアップ
カタクリは鍛え過ぎた見聞色の覇気の能力で未来視ができる状態です。
そのためルフィに攻撃を当てやすいし、ルフィの攻撃を避けやすいため、ルフィは負けそうになっていました。
しかしルフィはカタクリとの戦いの中で、徐々にカタクリの攻撃に適応できるようになり、カタクリの見聞色に近づいていました。
これはカタクリ自身が認めています。
そのため低確率ですが、ルフィもまたカタクリと同じ未来を見ることができるようになっていました。
カタクリの口と動揺
カタクリは「おやつの時間」(メリエンダ)に必ず一人で食べるという人物です。
それを兄弟たちは「ストイック」と評価していました。
ルフィとの戦闘中におやつの時間を過ぎてしまったカタクリはルフィを倒すために技を出した後、トドメをさすこともなく小屋の中で一人でおやつの時間に入りました。
ルフィはこのおやつの時間の途中に技を食い破り復活。小屋を壊します。
小屋の中ではカタクリが「背をつけて」寝転がりながらおやつを食べていて、カタクリの口は裂けていました。
(カタクリはずっとマフラーのようなもので口より下の顔を隠していた)
この後わずかの時間ですが、ギア4状態のルフィの攻撃がまともにカタクリに当たるようになります。
カタクリの未来視は冷静でいられてこそ発動するものなので、背をつけない男であり、口についてずっと隠していたのを兄弟たちに見られてしまったため、カタクリの冷静さが一時的に失われていたからです。
この間に受けたダメージの蓄積もルフィがカタクリに勝てた一因でしょう。
自爆
ルフィとカタクリは明らかに戦いの中でお互いをリスペクトするようになっていました。
また、ルフィもカタクリも徐々に戦いを楽しんでいる感じの描写になっています。
このルフィとカタクリの戦いはカタクリの兄弟(というかビッグマム海賊団は基本的にみんなビッグマムの血縁)が見ていました。
カタクリの妹「シャーロット・フランペ」はお兄ちゃん(カタクリ)に気に入られたい一心で、こっそりルフィを吹き矢で攻撃し、それが理由でカタクリの攻撃がルフィにクリーンヒットし、カタクリは違和感を感じます。
ルフィの動きがおかしいことやフランぺが笑っていることに気づいたカタクリはフランペを止め、さらにフランぺの援護が理由で与えたダメージ分という意味で、「自分の腹をモグラで刺す」という行動に出ます。
これはワンピースの漫画版893話の出来事で、単行本では89巻に収録されています。
ONE PIECE 89 (ジャンプコミックス)
この時がっつり貫通するまでカタクリは自分で刺していて、さらにこれは決着の直前でした。
貫通するまで刺せば当然大きなダメージのはずで、これはカタクリがルフィに負けた大きな理由のはずです。
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スネイクマン
実際のところ、このカタクリのかっこいい行動ではあるものの自爆のような行動の前は、
ルフィの攻撃で大ダメージを受けるようなことはあまりありませんでした。
一時的に動揺したカタクリにルフィの攻撃が当たることはありましたが、ここまでは基本的にルフィは劣勢でした。
カタクリが自爆した後、ルフィはギア4「スネイクマン」を発動します。
スネイクマンの特殊な軌道は未来の見えるカタクリすら避けたつもりが避けきれないという状態を生みました。
カタクリはルフィにわざと負けた説
最終的にカタクリとルフィは「王蛇」(キングコブラ)、カタクリは「斬・切・餅」をぶつけ合い、背中を付けない形で一度倒れたカタクリは起き上がったあと、ルフィに
「いつかお前は・・
“ビッグ・マム”を・・・
・・・倒しに来るのか・・・?」
(ワンピース 漫画版 896話 “最後のお願い”)
と聞き、答えたルフィに
「ずいぶん未来を見てやがる・・・!!」
(ワンピース 漫画版 896話 “最後のお願い”)
と言ったあと、ルフィを認めるように背中から倒れました。
最初にカタクリが一度倒れた時点で既にルフィは倒れています。
この情景は、カタクリはわざわざ一度立ち上がり、一度ルフィと問答をしたあと、わざと背中から倒れたようにも若干感じられるため、カタクリはわざと負けたのでは?というような話もあります。
個人的にはわざと負けたのではなく、ルフィを完全に認めたという意味で、わざと背中を付ける形で負けたというだけではないかなあ、と思います。
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ルフィの「諦めない心」、というか主人公だから
ルフィの強みは、どんなに劣勢でも「絶対に諦めない」という強い意志です。
カタクリの攻撃で何度も倒れたルフィでしたが、逃げることなく戦い続けました。
その姿勢にカタクリ自身もルフィを認めるようになっていました。
カタクリにとっても、ルフィの戦いの中での成長や不屈の闘志は、経験したことのない衝撃だったのかもしれません。
という心意気みたいな部分に理由を求めれば漫画なのでオールokになります。
実も蓋もない話になりますが、いわゆる「主人公補正」ってやつです。
まとめ
ルフィとカタクリの戦いの序盤は明らかにカタクリが優勢でした。
というよりも、ルフィが勝つのはおかしいと思えてしまうようなレベルの違いがありました。
ただ、ルフィはカタクリとの戦闘中にカタクリの心理的な弱点を突いたり、修行中のレイリーの言葉を思い出しそれを活かしたり、見聞色の未来視に近づこうとするなど成長していきました。
また、カタクリの本意ではないフランペの援護の代償として自分で腹を刺したことへの大ダメージも大きかったと思います。
主人公補正と言ってしまえばそれまでなので、それはあんまり考えたくないですよね。