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『ワンピース』の世界には多くの魅力的で複雑なキャラクターが存在しますが、
現在のエッグヘッド編で特に注目すべきキャラクターの一人がヨークです。
ヨークは海軍の天才科学者ベガパンクのサテライトの一人であり、
その裏切りは物語に大きな波紋を呼び起こしました。
この記事では、ヨークがどのような存在か、なぜ裏切ったのか、
その理由やヨークの行動が与えた影響について詳しく見ていきます。
ONE PIECE第108巻の第1089話「立てこもり事件」で、
ヨークは五老星と通信し、
「本体（ステラ」の裏切りを教えてあげたのに！！！」
(ONE PIECE第1089話”立てこもり事件”)
と自分で言っています。
この第1089話のシーンは、今のところ下記リンクの
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ヨークとは？
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ヨークはベガパンクのサテライトの一人であり、
「欲」の部分を担っています。
ベガパンクのサテライト（猫）は、
人格などの特徴の異なる6人のベガパンクとも言える存在であり、
それぞれが異なる側面を象徴しています。
ヨークはその中でも「欲」を象徴しているサテライトです。
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ヨークの役割
欲と言っても、人間の欲望全てというよりも主に生理的な欲求を担当しているとされています。
ベガパンクのサテライトはヨークの他に5体いますが、
ヨークは漫画内で彼らの分も含めた
「KDN」（クー・ダス・ネール）を担っていると説明されています。
ジンベエがふわっとした表現でベガパンクが6体に分かれていることに疑問を持っていましたが、
特にヨークについては欲を担当している関係上、
普通に考えれば危険な存在のはずで、
欲単体で分けないほうがいいのでは？という気もしますよね。
ただ、他のサテライトのKDNを一人で受け持てるヨークは、
元々世界一の頭脳であり常に時間が足らないベガパンクにとっては
膨大な時間を作ってくれる存在として必要だったのでしょう。
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ヨークの声優さんは誰？
ベガパンクは本体のステラの他にサテライトが6体いるため、
それぞれを別の声優さんが担当しています。
ヨークの声は田村睦心（たむら むつみ）さんが担当しています。
他のサテライトは例えば、
Dr.ベガパンク（本体のステラ）は多田野曜平さん、
シャカは阪口周平さん、リリスは平野綾さんです。
ベガパンク本体は男性ですが、サテライトはヨークを始め、かわいい女性キャラが多数います。
ベガパンクのサテライトとは？
ベガパンクのサテライトとは、
Dr.ベガパンク（本体のステラ）が自らの知識と能力を最大限に活用するため作られた存在です。
これにより、ベガパンクは複数の場所で同時に活動し、
異なる視点やアプローチで問題を解決することが可能となります。
サテライトたちはそれぞれ異なる役割を持ち、ベガパンクの研究と計画を支えています。
6体のサテライトは分かりやすく言えば、分身、又は複製人間クローンですが、
それぞれ自身の個性に合った性格を持っています。
そのため、普通にサテライト同士が言いあったり喧嘩をしたり議論したりします。
また、読者的には理解しにくいことなのですが、
基本的には本体と同列の存在らしく、パシフィスタやセラフィムの権限は
本体のステラもヨーク達サテライト達も同じになっているようです。
このことが、エッグヘッド事件を複雑にしています。
ヨークが裏切った理由
天竜人への欲望
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ヨークが裏切った大きな理由は、天竜人になりたいという強い欲望のためです。
天竜人は世界政府の頂点に立つ存在であり、絶対的な権力と富を持っています。
ヨークはその地位を手に入れるために、裏切りという選択をしました。
これはヨークが「欲」の部分を担っているから行われたことでしょう。
ヨークの欲求が裏切りの動機となったのは自然なことです。
他の全員分の欲を担当するヨークが、
欲しい物が何でも手に入る天竜人の座を求めたのは必然とも言えるでしょう。
ただ、そもそもベガパンクにはほんのわずかだったとしても、
天竜人になりたいという欲望があったということなの？
というのが若干疑問です。
ワンピースの物語で語られているベガパンクは
どちらかと言えば天竜人を嫌っているという印象しかありません。
ベガパンクは一人だけでいい
ヨークがベガパンク本体のステラを監禁した時、
ヨークはベガパンクは一人だけでいいというようなことをステラに言いました。
ベガパンクはステラとサテライト6人合わせてベガパンクとも言える存在なので、
他のベガパンクがいないほうが嬉しいと思ってしまうのは、
ある意味当然と言えるでしょう。
分かりにくいかもしれませんが、仮に自分が誰かのクローンだったとしたら、
本体と自分以外のクローンにいなくなってほしいと思うのは、
案外普通のことのような気がします。
ヨークは欲を担当しているということを考えれば、なおさらそうです。
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裏切りの計画
ヨークの裏切りは非常に巧妙に計画されていました。
あえてハンコックのセラフィムに指示して自分を石化させていました。
これにより、ヨークは疑いを避けることができました。
セラフィムの利用
ヨークはベガパンクのサテライトなので、
パシフィスタやセラフィムに命令する権利があります。
パシフィスタやセラフィムは「威権順位」という順位を元に
命令に従うようになっています。
この「威権順位」は1位が五老星でベガパンクは2位でした。
ただ、ベガパンクは本体のステラもサテライト達も
全て同じ2位になっており、同列でセラフィムに命令出来ます。
どうも順位が同じ立場のキャラクター同士では命令を上書きすることが出来ないらしく、
他のサテライトが出した命令を別のサテライトが変更することすら出来ないようです。
ヨークはS-スネーク（ボア・ハンコックのセラフィム）に
あえて他の人に分かるタイミングでヨーク自身を石化させ、
人目の無い時に解くように命令しました。
そのため、セラフィムが暴れ出した時、
ヨークはあっさりとSスネークの能力で石化する場面が出ています。
これが理由で読者や物語の人物達は、
ヨークは石化させられたままになっていると思い込んでいました。
そしてヨークはステラ本体を捕らえることにも成功しています。
ルフィの妨害
おそらくヨークとしてはそもそもルフィ達麦わら海賊団が、
エッグヘッドに来ることは想定していなかったでしょう。
ステラを捕まえたりしたものの、結局ルフィ達に逆に捕らえられることになりました。
しかし、その後始まったベガパンクの演説を止めるためにやってきた五老星達により、
ヨークは解放されました。
その後、ヨークは五老星達に協力し、ベガパンク（ステラ）の演説を止めようとします。
ベガパンクの演説を中断させるための行動
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ヨークは一度は五老星や黄猿から消されそうになっていましたが、
五老星と交渉し、五老星はヨークを天竜人にすることを約束します。
（五老星はマザーフレイムが欲しかったのが理由のもよう）
その後ステラが黄猿の攻撃を受け、
元々そのようにプログラムされていたらしいベガパンクの演説が配信され始めます。
読者としては初めて聞く内容が多く、
その内容のどこからどこまでが五老星にとって脅威なのか分かりませんが、
演説を止めるために五老星全員がエッグヘッドに上陸。（ワープできるもよう）
配信電電虫を探すも見つけることが出来ない五老星に対し、
ヨークは鉄の巨人の中だと気づき、五老星に教えました。
五老星たちはそれまでパンクレコーズ周辺など全く異なる場所を探していたため、
ヨークが裏切らなければおそらく配信が邪魔されることはなかったでしょう。
ヨークのアドバイスを元に五老星が鉄の巨人を排除したことで演説は中断されました。
これはヨークの手柄の一つとなるのでしょう。
ただ、五老星の攻撃で一旦意識を失っていた配信電電虫は
その後意識を取り戻し、再びベガパンクの演説配信を続けているので、
成果としては微妙です。
読者的にはおそらく一番大事な部分の演説内容が
ヨークのせいで邪魔されてしまったため、邪魔なだけのキャラに見える一面があります。
ただ、そもそもですが、ヨークがいなければ五老星や黄猿がエッグヘッドに来ることもなく、
五老星や黄猿がエッグヘッドに来なければ、
そもそもベガパンクの演説が始まることもなかったはずです。
そう考えると、ヨークはベガパンクの演説が配信されるトリガーですし、
そのベガパンクの演説が中断されるトリガーにもなっているので、
複雑な立ち位置のキャラクターと言えるでしょう。
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まとめ：ワンピース、ヨークの裏切りの理由とその背景
ヨークの裏切りは、『ワンピース』の物語において重要な転機となりました。
ヨークの欲望と計画は、多くのキャラクターに影響を与え、物語をさらに深く、複雑にしました。
ヨークはサテライトとして欲の部分を担当しているため、
裏切ることは当然と言えば当然と言えるでしょう。
ヨークは読者にとって興味深かったベガパンクの演説を邪魔する存在になったため、
読者にとってはいないほうがいいキャラにも思えるものの、
そもそもヨークがいなければベガパンクの演説自体なかったはずなので、
非常に色々な意味合いを持ったキャラだと言えます。
今後についても、ヨークが狙い通り天竜人になれるのかなど、
興味深い部分が多数あるため、目が離せないキャラの一人でしょう。
