レイリーvs黒ひげは何話?黒ひげはなぜレイリーと戦わなかったのか?

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ワンピースの世界には、数多くの強大なキャラクターが登場します。

主人公のルフィの戦いはある種

「いずれ勝つ」

という前提がありますが、

ルフィ以外、特に麦わらの一味が絡まない戦いはどちらが勝つか読みにくいため、

強大なキャラクター同士の番外編のような戦いには特別な面白さがあります。

海賊王ゴール・D・ロジャー海賊団の副船長だった「冥王」シルバーズ・レイリーと、

四皇の一角「黒ひげ」マーシャル・D・ティーチが対峙する場面は、

そういう意味ではとてもワクワクするシーンでした。


この記事ではレイリーvs黒ひげのシーンを掘り下げ、

レイリーvs黒ひげが漫画やアニメでは何話だったか、

黒ひげがなぜレイリーと戦わなかったのか?などを書いていきます。

レイリーvs黒ひげは何話?

「レイリー vs 黒ひげ」の対峙が描かれたのは、

漫画版ではワンピース第1059話”コビー大佐の一件”です。

単行本コミックではワンピース105巻に掲載されています。
ONE PIECE 105 (ジャンプコミックス)



アニメではワンピース第1088話〝ルフィの夢〟で放送されました。



ハンコックセラフィムを含めたコビー達海軍が

王下七武海制度が撤廃されたことでただの海賊になったハンコックを捕らえるため、

アマゾン・リリーを攻撃している作戦中、突如黒ひげ海賊団が乱入


黒ひげうんぬん以前に海軍の予想を超えて強かったハンコックに海軍は次々に石化されていて、

トドメにコビーを攻撃しようとしていたハンコックの隙を付いた黒ひげが

「闇水」(くろうず)でハンコックを捕らえます。
(闇水は掴んだ相手の悪魔の実の能力を封じる技)


黒ひげの目的は、海賊女帝ボア・ハンコックの持つメロメロの実の能力でした。


しかし、ハンコックの首を掴み捕らえることに成功したものの、

手を離せば能力の戻ったハンコックに石化されることを理解している黒ひげは、

この後どうするか考えていました。


そこへ元ロジャー海賊団副船長の「冥王」シルバーズ・レイリーが登場します。


レイリーは元々ハンコックと仲のいい間柄なので、

目的はハンコックへの助太刀でした。


これにより、黒ひげとレイリーという二人の大物海賊が、

一触即発の状況に陥る場面が描かれました。

なぜ黒ひげはレイリーと戦わなかった?

レイリーは、かつて「冥王」として名を馳せた伝説的な存在であり、

ロジャー海賊団の副船長として数々の戦いを駆け抜けてきました。


しかし、第1059話の時点では自身の老いを認め、

全盛期ほどの力がないことを自覚していました。

「私も歳をとった
今の”黒ひげ”に正面からは勝てやしない」
(ワンピース第1059話”コビー大佐の一件”)

というレイリー自身の言葉は、黒ひげの強さとレイリーの老いを表しています。

では、なぜこの状況で黒ひげはメロメロの実を手に入れる機会を逃し、

レイリーと戦わなかったのか?


このことをいくつかの観点から考察します。

黒ひげの計算された判断

黒ひげは非常に計算高いキャラクターであり、無駄な戦いを避ける傾向があります。


頂上戦争で白ひげのグラグラの実の能力を奪った後、

突然現れたシャンクスにやや挑発的なセリフを言われた時も戦いを避けました。


ジュエリー・ボニーを捕らえ海軍に連絡した時も、

赤犬が海軍の船にいることを知り赤犬との戦いを避け、ボニーを置いて逃げています。


ルフィとインペルダウンで戦った時も、

ルフィとの戦いをそのまま続けることはありませんでした。


黒ひげは世界を奪いたいと思っているらしく、

強力な悪魔の実の能力を多数奪い取ることで強くなっているはずなのですが、

ルフィと違って無謀な相手と戦ったり、メリットのない戦いをすることはないようです。


そもそも黒ひげがアマゾン・リリーを襲ったのは

ハンコックのメロメロの実の能力を手に入れるためでした。


レイリーとの戦いを望んでいた状況ではありません。


実力者の「冥王」レイリーと戦うことと、現在のハンコックを捕まえているだけという状況、

コビーが目の前にいることなどを考え、戦いを回避したと考えられます。

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レイリーが登場した時の状況

前線に出てきたハンコックはコビーと同じ海軍の

ヘルメッポヤマカジ中将を含めた海軍の面々をスレイブアローであっさり石化

コビー以外のかなりの海軍が石になります。

さらに黒ひげ海賊団の幹部バスコ・ショットカタリーナ・デボンあっさり石化

ハンコックはコビーの想像を超えた強さでした。

ハンコックのメロメロの実の能力で石化した場合、

次の能力者には石化を解くことは出来ないらしく、

幹部も石化されていた黒ひげは困ります。

状態としては、ハンコックは予想外に強く、

アマゾン・リリーを攻撃した海軍の中将すらあっさり石化させ、

黒ひげ海賊団の幹部も石化。

ハンコックの近くにいて石化していないのは

黒ひげとコビーぐらい

そして、メロメロの実の能力で石化した場合、

次の能力者には石化を解くことは出来ないという縛りのある状態で、

黒ひげはハンコックの首を捕まえていた。

という状況で、レイリーがハンコックの味方側として登場します。

レイリーの名声と威圧感

レイリーはロジャー海賊団の副船長であり、名声と実力は今もなお世界中に轟いています。


漫画版ではあまり感じませんが、

アニメ版で登場した時のレイリーは、覇気がばっちばちの状態で、

緊張感バリバリという感じでした。


黒ひげは、その威圧感とレイリーが持つ圧倒的な存在感に、一瞬怯んだような描写もあります。


そもそもレイリーが黒ひげには勝てないと思っていたことが読者には後で分かりますが、

黒ひげがそれを理解していたかは定かではありません。


「伝説」と言われているレイリーが老いたとは言え、

自分に勝てないと思っていると黒ひげが判断できるかは怪しいと思います。


ルフィと違ってそもそも戦いそのものを望んでいる感じがしない黒ひげにとって、

勝てたとしてもレイリーとはできれば戦いたくはないはずです。

その場にいたコビーとハンコックの影響

アマゾン・リリーでの対峙には、黒ひげ、レイリー、コビー、

そしてハンコックが関与していました。

ボア・ハンコックの存在

上で書いた通り、レイリーが登場したタイミングは、

黒ひげがハンコックの首を掴んでいて有利な状態ではあるものの、

味方の幹部は石化されていてこのままハンコックを倒せば石化は解けず悩んでいる、

という状態でした。



黒ひげ自身、手を離せばすぐに石化されると確信しています。
闇水で一時的に石化されないようにできているだけ)


この状態で現れたレイリーと戦うということは、

つまりハンコックの首を片手で掴んでいる状態で戦うということです。


仮に黒ひげがレイリーと1対1で戦えば勝てると思っていたとしても、

片手が使えないという状態ではかなり無理な戦いになると思います。
(そもそもハンコックを掴んで戦うことは不可能な気もしますが)


これらのことは黒ひげにとってレイリーとの戦いを避ける大きな理由になるでしょう。

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コビーの立場

コビーは海軍の一員として、ハンコックを捕らえようとしていました。


途中参戦した黒ひげは邪魔な海軍を攻撃しているため、

既に敵対状態と考えていいと思います。


コビーは万全の四皇の黒ひげにはとうてい勝てないでしょうが、

冥王レイリーと戦った後の状態ならどうでしょうか。


コビーはこの時既に「英雄」と言われるような名声と強さをもっています。


レイリーと戦って黒ひげが無事で済むはずがなく、

勝ったとしても既に戦闘状態の海軍が周りにいて、

それが「英雄」コビー。


当然黒ひげにとってはレイリーに勝てればそれでOKという状態ではありません。


このことも黒ひげがレイリーと戦わなかった理由の一つだと思います。

にらみ合いの結果

最終的に、黒ひげはレイリーと戦わず、

登場したレイリーは黒ひげのことを「嫌い」と言いながら、

ハンコックに石化を解くよう促し、

ハンコックが石化を解くことを自分が見届けると言い、

「誰も余計なマネをせず・・・・・・
島を出たまえ」

(ワンピース第1059話”コビー大佐の一件”)

と伝え、このシーンは終わります。

つまり、ハンコックは石化を解除する、

その代わり海軍と黒ひげ海賊団は撤収する、

ということになりました。


海軍や黒ひげにはメリットがないようにも思えますが、

そもそも海軍は黒ひげが登場しなければハンコックに敗北していたような状況でした。



それなら石化されたメンバーの石化を解いてくれて話が終わるなら悪くないはずです。


黒ひげにとっても状況的にはハンコックを捕まえたものの、

幹部達が石化され、ハンコック以外は石化を解くことはできない、

自分が手を離せば自分もハンコックに石化される、という困った状況でした。


状況的には海軍と大差ありません。


この状況で伝説の「海賊王の右腕」シルバーズ・レイリーが現れ、

「ハンコックが石化を解き、代わりに島を出る」という話で仲介する。


この状況でレイリーと戦うという選択は黒ひげにはありえないでしょう。

まとめ:レイリーvs黒ひげは何話?黒ひげはなぜレイリーと戦わなかったのか?

元々黒ひげはルフィとは違い、戦いそのものを好む感じの描写がないキャラクターです。

今までのストーリーでも赤犬との戦いやシャンクスとの戦いを避けています。


ローvs黒ひげということはありましたが、

これはビッグマムの持っていたポーネグリフの写しを手に入れるためで、

黒ひげからすればビッグマムと戦うよりローと戦ったほうが得ということでしょう。


さらに、レイリーが現れたのは黒ひげ海賊団の幹部がハンコックに石化され、

海軍がいてコビーもいる中で、隙をついてハンコックを捕まえたものの、

実質的には手を放すことができない状態。

解いたらハンコックに石化される。


この状態で幹部の石化を解いてくれる条件が島を撤収することだけなら、

黒ひげにとっては悪くない話のはずです。


この状態でレイリーと戦い、邪魔をするならコビーも倒し、

勝ち抜ければハンコックからメロメロの実の能力は奪えるかもしれません。


しかしメロメロの実の能力が手に入っても、幹部は石化したままです。


戦いに関して冷静な判断をし、無用なリスクを避ける黒ひげにとって、

この状況でレイリーと無理して戦うという選択はあり得なかったのだろうと考えます。

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