「ワンピース」には多くの謎が登場しますが、その中でも「オールブルー」はほぼ何も分かっていない謎の一つです。
「オールブルー」は海賊でありながらコックでもあるサンジの夢の象徴として知られています。
サンジというより、ゼフを含めたコックの夢という感じです。
この記事では、サンジが探し求める「オールブルー」の正体について、「オールブルー」が「空白の100年」とどう関係するのかについて書いていきます。
オールブルーとは?
「オールブルー」とは、ワンピースに存在する「東の海」、「西の海」、「南の海」、「北の海」という四つの海に住む魚たちがすべて集まる、伝説の海を指します。
四つの海に分かれているワンピースの世界のコックさんにとっては、たくさんの食材が集まる夢の場所です。
我々の住む地球とは違いワンピースにはグランドライン、レッドラインがある関係上、サンジが目指すすべての魚が集まる海である「オールブルー」は夢物語のように思われていました。
「グランドライン(偉大なる航路)」と「赤い土の大陸(レッドライン)」
ワンピースの海は、「グランドライン(偉大なる航路)」と「赤い土の大陸(レッドライン)」の地形が、四つの海を分断する境界として機能しています。
ワンピースの世界の海は、「グランドライン(偉大なる航路)」と「赤い土の大陸(レッドライン)」で世界の海を十字型に分断するように形作られていて、グランドラインもレッドライも世界を一周しています。
つまり、あるグランドラインやレッドラインの地点があったとして、その地球(?)の裏側にもグランドラインとレッドラインがあるというようなイメージです。
グランドラインはルフィが航海している海で、グランドラインの後半は「新世界」と呼ばれる四皇が支配する海です。
現在のルフィ達がいる海は「新世界」の海です。
グランドラインの周りはカームベルト(凪の海)と呼ばれる海域になっていて、風がないので船で航海するのが難しい場所。
そして、このカームベルトはワンピースの世界で恐れられている海王類が生息しているため、かなり危険な海域です。
そしてグランドラインの海の前半と後半を区切っているのが、ワンピースの世界を分断している「赤い土の大陸(レッドライン)」です。
この構造がオールブルーの成立を邪魔しています。
レッドラインが崩壊する、またはグランドラインやカームベルトが変化しない限り、四つの海が一つに繋がる「オールブルー」の状況は生まれようがありません。
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オールブルーと空白の100年の関係
「空白の100年」は、約900年前から800年前にかけての謎に包まれている時代のことです。
「ポーネグリフ」や「古代兵器」、「Dの一族」、「ジョイボーイ」など、この時代にはワンピースの多くの謎があります。
世界の海の分断と空白の100年
「空白の100年」にはある強大な王国と世界政府の元になった20の王国の連合軍の戦争がありました。
これに勝利した連合軍の末裔が、現在のワンピースの世界政府であり世界貴族の天竜人です。
そもそもレッドラインにしてもグランドラインとカームベルトにしても、自然に出来たものとしては不可解です。
そのため、空白の100年の時代にグランドラインが、あるいはカームベルトやグランドラインは意図的に作られた可能性があります。
ワンピースの物語を考えると、海賊がレッドラインの存在を望むとは思えません。
また世界貴族が住んでいるマリージョアがあるのがレッドラインの上であるため、意図的にレッドラインなどが作られている可能性があります。
レッドラインが作られた(あるいは出来上がった)理由と空白の100年にあった出来事は関係していると考えられます。
古代兵器とオールブルーの形成、オールブルーの正体
ワンピースの世界には「プルトン」「ポセイドン」「ウラヌス」という三つの古代兵器が登場します。
プルトンはワノ国に眠る戦艦で、ポセイドンはリュウグウ王国のしらほし姫であることが判明しています。
特に「プルトン」は島1つを消し飛ばすような強力な兵器であると言われています。
基本的には古代兵器は兵器なので、使い方を間違えると世界を滅ぼす可能性のある存在です。
ただ、それだけの力があるということは、逆に言えば世界の地形を変えられる可能性があるということです。
このプルトン、もしくは他の古代兵器により最終的には世界を分断する壁であるレッドラインが破壊されるのでは?という考察がよくあります。
レッドラインとカームベルトは海の流れなので、それだけを人為的に変えるのはちょっと方法が分かりませんが、レッドラインは絶壁の崖のような構造なので超火力があれば穴を開けたり崩すことは理屈としては可能だと思います。
レッドラインが存在しなくなれば、海の絶壁がなくなるということなので、おそらくグランドラインやカームベルトも形を変えるでしょう。
カームベルトが普通の海になりレッドラインが破壊されれば実質的にはオールブルーの誕生になるはずで、これによってオールブルーが成立する可能性が出てきました。
ベガパンクの「海に沈む」発言とオールブルーの正体
エッグヘッド編ではベガパンクが世界政府を裏切り、黄猿や五老星に攻撃される中でベガパンクの演説が世界中に配信されました。
その演説配信の中で世界は一度海に沈んでいること、この先「海に沈む」ことが明かされています。
なぜ海に沈むかについてははっきりしませんが、古代兵器の使用により海に沈むとベガパンクは考えていました。
オールブルーを考えるという意味では、「海に沈む」ということには大きな意味があります。
単純に世界が全て海に沈めば一つの海になり、「オールブルー」の成立となるからです。
若干違和感があるのは、「オールブルー」をサンジは「夢」としていることです。
世界が海に沈むなら普通に考えれば大きな被害が生まれるはずで、これを果たして主人公のルフィの仲間が「夢」とするだろうか?というのが疑問です。
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まとめ:オールブルーの正体と空白の100年との関係
今のワンピースの物語を考えると、オールブルーはおそらくレッドラインが何がしかの形で破壊されるなり穴を開けられるなりした結果、成立するのではないかと思われます。
ベガパンクは過去に世界が海に沈んだ事があり、この先も海に沈むと演説しました。
もしレッドラインも含めた世界が海に沈めばそれは一つの海になるということなので、オールブルーは成立すると考えます。
ただ、サンジがそれを「夢」と表現するかなあ?ということが若干疑問です。