四皇ビッグマムは、ワンピースのワノ国編でルフィを狙い、カイドウのいるワノ国へ乗り込みました。
マルコに船ごと滝から蹴り落とされて記憶喪失になり「おりんちゃん」になったり、「マザーモード」になっておたまにちょっと優しくしてみたりしながらも、最終的にはトラファルガー・ローとユースタス・キッドの二人を相手にビッグマムは戦うことになります。
ビッグマムが勝ちそうな激突でしたが激しい戦闘の結果ロー&キッドが勝利。
その後、ビッグマムはワンピースの物語に全く登場していません。
この記事ではビッグマムの率いていたビッグマム海賊団がその後どうなったのか、崩壊したのかを順を追って書いていきます。
ワノ国編でのビッグマムの最後
ワノ国編では、四皇ビッグマムがカイドウと同盟することになり、最終的にルフィがカイドウと戦い、ローとキッドがビッグマムと戦うことになりました。
仲がいいんだか悪いんだかいつも謎なローとキッドでしたが、ビッグマム相手ということで一時同盟を結成。(1015話)
ローもキッドも大技を連発し、文句を言いながらも連携を取り、ビッグマムの圧倒的な強さに立ち向かいます。
キッドは磁力を操る「ジキジキの実」の能力で巨大な何かで殴る、ぶつける、つぶすという攻撃を繰り出し、ローは「オペオペの実」の能力でビッグマムに刀を入れ内部からの破壊を試みる戦法をとりました。
当初キッドは仲間のキラーとホーキンスの戦いの影響で、ホーキンスの悪魔の実の能力によりダメージを受けるハンデを負っていたため、実力を発揮できませんでした。
しかしキラーの機転で「行き場のないダメージ」をキラーがホーキンスに与え状況を打開、ホーキンスに勝利します。
ホーキンスからのダメージを受けなくなったキッドは実力を発揮できる状態になり、形勢は徐々に変化。
この戦いのクライマックスでは、ローがビッグマムに対して渾身の「パンクチャーヴィレ」(穿刺波動)を放ち、キッドが「ダムドパンク」(電磁砲)で大ダメージを与え、反撃を図るビッグマムをローが「サイレント」(凪)で黙らせ、再びダムドパンクでトドメをさしました。
このビッグマムの今の所の最後の戦いは単行本では103巻に収録されています。
ONE PIECE モノクロ版 103 (ジャンプコミックスDIGITAL)
この二人の攻撃で、ビッグマムは大穴の奥へ奥へと沈み、鬼ヶ島から地下のマグマに落下、その後消息不明です。
この後四皇の座にはルフィやバギーが代わりに入る形になったため、事実上ビッグマムは四皇から脱落しています。
ただ、マグマに落とされながらビッグマムは「これで終わると思うなよ」という感じのセリフを残しているので、おそらくビッグマムは生きてるのではないかと思われます。
この一連の戦いは、四皇ビッグマムやカイドウたちの権威と勢力が崩壊する瞬間になりました。
ルフィ(ニカ)がカイドウを破り、ロー&キッドがビッグマムを倒したことで、それまでの四皇体制は崩壊し、ルフィが新四皇の一人になりました。
また同時期にクロスギルドという組織ができた結果、なんだかんだでクロスギルドの表向きのトップにバギーがもう一人の四皇となり、シャンクス、黒ひげ、ルフィ、バギーが現在の四皇になりました。
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扉絵連載で描かれた黒ひげ海賊団のプリン襲撃
時期的にどのタイミングかはっきりしないのですが、ビッグマムがワノ国にいる時か、あるいはローとキッドに倒された後にビッグマム海賊団は襲撃を受けます。
それが、扉絵連載の「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」で描かれた黒ひげ海賊団による襲撃です。
このエピソードでは、黒ひげ海賊団がビッグマム海賊団のショコラタウンに侵入、ビッグマム海賊団の幹部である三将星の一人、シャーロット・クラッカーが応戦しました。
四皇の幹部であるクラッカーですが、襲撃したのはヴァン・オーガーとクザン(青キジ)。
黒ひげ海賊団幹部&元海軍大将が相手で、しかもクラッカーはまだ負傷の身だったこともあり、クラッカーは敗北。
襲撃した理由だったと思われますが、プリンが連れ去られることになりました。
「ジェルマ66のあゝ無感情海遊記」は、ワンピースの漫画版1035話から始まっています。
1035話はコミックでは102巻に収録されています。
ONE PIECE モノクロ版 102 (ジャンプコミックスDIGITAL)
黒ひげの目的はプリンの「第三の目」
黒ひげ海賊団がビッグマム海賊団を襲撃した目的は、シャーロット・プリンを連れ去ることだったのでしょう。
プリンは希少な「三つ目族」です。
プリンの第三の目には真の「開眼」という状態があるらしく、ビッグマムはプリンが真の「開眼」をすると、ロジャーと同じく万物の声が聞けると思っていたようです。
結果、プリンが開眼すれば「歴史の本文(ポーネグリフ)」を読み解けてラフテルに行けるとビッグマムは考えていたようで、黒ひげの狙いもおそらくこれだろうと思います。
ただ、ロジャーは万物の声を聞けましたが、ロジャーは万物の声を聞けるからポーネグリフを解読できたわけではなく、光月おでんを仲間にすることで読み解けました。
わざわざそのためにロジャーは白ひげに頭を下げて光月おでんを借りているので、ロジャーには読めないはず。
この辺りが大きな謎のままになっています。
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ビッグマム海賊団は崩壊したのか?
四皇のトップであるビッグマムが倒されるということ自体、ビッグマム海賊団にとってはショックの大きいできごとのはず。
しかもビッグマム海賊団自体が基本的にビッグマムの家族で構成されている関係上、ビッグマムの敗北は直接的にビッグマム海賊団の崩壊に繋がる可能性のあるできごとです。
ビッグマム海賊団は、ワノ国編での敗北や黒ひげ海賊団の襲撃を受け、崩壊寸前とも言える状態です。
ビッグマム海賊団自体がビッグマムとの血縁関係を軸にしていて、それを支えているのがビッグマムの異常な数の夫と子供の数。
幹部のぺロスペロ―自身がビッグマムがいなくなればビッグマム海賊団は終わり、という意味のことを言ったこともあります。
もし完全にビッグマム海賊団が崩壊したら、ペロスペロー海賊団かカタクリ海賊団になるのかな、と思いますが、ペロスペローがトップになれば完全にルフィたち麦わらの一味とは敵になるはず。
(ペドロの関係でと組むとは思えない)
カタクリがトップの場合は、カタクリはルフィに一度負けていますし、カタクリ自身もルフィを認めているように感じるので、その場合はルフィたちとの共闘もあり得るかもしれません。
まとめ:
ビッグマム海賊団は、ルフィの首を狙ってワノ国へ進軍して以降、基本的には崩壊に進んでいるように見えます。
ワノ国編ではワノ国へ進軍したはいいものの、ローとキッドにビッグマムは倒され、ペロスペロー以外のメンバーはほとんど登場しないままワノ国編が終わりました。
さらにアニメ版や扉絵連載では黒ひげ海賊団の青キジやオーガーたちの襲撃を受け、クラッカーが氷漬けにされ、プリンが連れ去られました。
ビッグマム海賊団はビッグマムの血縁関係が基本になっているため、ビッグマムが消息不明になったことは、ビッグマム海賊団を揺らがせる理由になりえます。
ただ、ビッグマムはマグマに落とされながらも生きている可能性を感じさせるセリフを言っているため、個人的にはこの後ビッグマムは復活し、ビッグマム海賊団も再び表舞台に出てくる可能性はあると思います。