この記事では、進撃の巨人シリーズにおける
「終尾の巨人」(読み方:しゅうびの巨人)と「始祖の巨人」の違いや、
あまりにも他の巨人と違う巨体の大きさについて書いていきます。
結論としては、「終尾(読み方:しゅうび)の巨人」というのは表現の仕方が違うだけで、
エレンが巨人化した姿の別名です。
終尾の巨人と始祖の巨人の違いは?
「終尾の巨人」という名前は、エレン巨人の最終形態、地ならし中のエレンの姿の別名です。
エレンの地ならし中のエレン巨人の最終形態の姿を
作者の諌山先生が「終尾の巨人」と名付けたと言われています。
(漫画版にはない表現なのでアニメ版以降に)
そのため結論としては「終尾の巨人」とは、
エレンが地ならしを発動した時の巨人化している状態、形です。
地ならしは「始祖の巨人」の能力なので、
実質的には「始祖の巨人」と「終尾の巨人」は同じです。
エレンは「始祖の巨人」の力を持ちつつ、
「進撃の巨人」と「戦槌の巨人」も継承していました。
そのため厳密に言えば、「終尾の巨人」は「始祖の巨人」と言うか、
「始祖の巨人」と「進撃の巨人」と「戦槌の巨人」の継承者(エレン)が
地ならしを行っている時の姿と言えます。
エレンの地ならしを発動した際の異様な巨人形態は、
フリーダが変身していた「始祖の巨人」の姿と同じようには見えないため、
単に始祖の姿というより、地ならし中の始祖の巨人の姿というほうが近いような気がします。
また、エレンの地ならしの時の巨人化した姿は巨大で
骨のような姿をしているのもあって、
終わりを作る、終焉を迎える、という意味として
「終尾の巨人」と名付けられたのではないかと考えます。
正直なところ終尾の巨人状態の姿は気持ち悪い感じの見た目というか、
終末感というか、怖い感じのする見た目なので、そういうおどろどろしさも含めて
「終」という意味なのでしょう。
「始祖の巨人」は始祖ユミルから延々と繋がる始まりの巨人とも言える存在であり、
地ならしを行える、地ならしを始めることの出来る知性巨人です。
「終尾の巨人」は始祖の巨人の一形態を表現した別名のような名前ですが、
地ならし中のエレンの巨人化した姿なので、
地ならし=終わり
という意味では、正に最後の終わりを作る知性巨人とも言えるでしょう。
そういう意味では同じエレンの姿でありながらも、
始まりと終わりを表現した面白い別名だと思います。
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終尾の巨人とは?
「終尾の巨人」という巨人は進撃の巨人の漫画版時代には聞いたことがありませんでした。
進撃の巨人は漫画原作がアニメ化されているため、
基本的に漫画版の話しを根底から覆すことはありません。
「終尾の巨人」というのは、
進撃の巨人の最終局面の地ならしで登場したエレンが異形の巨人化している状態のことです。
この時のエレンの巨人化している姿を諌山先生が「終尾の巨人」と名付けたと
言われています。
エレンが地ならしを発動した際に変身した巨人の姿は、
漫画の描写でもアニメ版でも異常に大きく(超大型巨人よりも身長が明らかに大きい)、
骨のような構造、見た目の姿が特徴です。
この姿は他の知性巨人とはかなり毛色が違いますし、
物語上でエレンがそれまでにこの姿になったことはないということもあり、
諌山先生がこの形態のエレンの巨人化を表現した名前だと思われます。
そのため終尾の巨人という巨人がいると言えば言えますが、
基本的には始祖の巨人の巨人化した姿の別名ということでしょう。
始祖の巨人とは?
「始祖の巨人」は、進撃の巨人の世界で最も重要とも言える巨人で、
進撃の巨人の物語の大半は始祖の巨人を巡っての争いのストーリーになっています。
エルディア帝国の始祖ユミルが「光るムカデ」と接触し、
巨人化したことから始まるこの巨人は、
九つの知性巨人の中でも特別な存在で、他の巨人を支配する能力や、
記憶の改変などの特殊な能力を持っています。
地ならしで超大型巨人を動かしていたのも、
フリーダ・レイスがヒストリア・レイス(当時クリスタ・レンズ)と話した後
ヒストリアの記憶を消していたのも、
当時フリーダが持っていた始祖の巨人の能力です。
「始祖の巨人」を継承する者は、その能力を引き継ぐことができ、
パラディ島の壁の中の王、レイス家の血を持つ者が受け継いできました。
物語の中心にあるエレンの物語も、この始祖の巨人を巡る争いが根底にあり、
エレンはフリーダ・レイスを倒した父親グリシャ・イェーガーから始祖(と進撃)を
受け継ぎました。
終尾の巨人の大きさは?
「終尾の巨人」の大きさは推定でしか情報がないのですが、
最低でも100メートル以上、大きければ1000メートルとも言われています。
終尾の巨人が出るまではベルトルトやアルミンが継承していた超大型巨人が
大きくて身長が高い巨人として知られていました。
この超大型巨人は約60メートル。
パラディ島の壁の高さは約50メートルです。
パラディ島の壁は中に超大型巨人がいて硬質化し壁を作っていました。
その壁の中の超大型巨人が動き出したのが地ならしで、
地ならし中動き出した超大型巨人と一緒に動いていた終尾の巨人は
明らかに超大型巨人の何倍もある大きさ(高さ)で登場しました。
そのため終尾の巨人の身長はまず間違いなく一番巨大な巨人と言えるでしょう。
そもそも終尾の巨人=エレンが始祖の巨人になり地ならしを行っている時の姿なので、
終尾の巨人の大きさ=地ならし中の始祖の巨人の大きさとも言えます。
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終尾の巨人は漫画とアニメで何話で登場した?
終尾の巨人としての姿が進撃の巨人で登場したのは、
アニメでは第87話「人類の夜明け」です。
漫画版でのいわゆる終尾の巨人(漫画版の頃は終尾の巨人という別名はなかった)の登場回は、
第130話「人類の夜明け」です。
コミックでは32巻に収録されています。
進撃の巨人(32) (週刊少年マガジンコミックス)
両方とも「人類の夜明け」ですね。
夜明けという言葉が使われているタイトル名で「終尾の巨人」が登場するというのは面白いですが、
漫画の頃はこの別名はなかったため、どちらかと言えば
始祖の巨人との賭け合わせという感じがするタイトルです。
エレンは始祖と進撃と戦槌の巨人を継承
進撃の巨人の物語において、知性巨人は9体存在し、
すべて名前が判明しています。
- 進撃の巨人
- 始祖の巨人
- 超大型巨人
- 鎧の巨人
- 女型の巨人
- 獣の巨人
- 車力の巨人
- 顎の巨人
- 戦槌の巨人
エレンは進撃の巨人の物語の中でこの九つの巨人のうち、
「進撃の巨人」「始祖の巨人」「戦槌の巨人」を継承しています。
(ロッド・レイスの持っていた液体のヨロイブラウンは入れないとして)
これらの九つの知性巨人は全てエレンを含めて継承者が誰で
今誰が持っているかが物語上で語られています。
しかし、エレンが「終尾の巨人」という名前の巨人を継承した描写は物語にありませんし、
上の九つの巨人の中にもいません。
エレンは「終尾の巨人」という九つの知性巨人以外の巨人を
持っているわけではないということです。
もし九つの知性巨人以外に知性巨人がいるとしたら、
進撃の巨人の物語を揺るがすような話です。
まとめ:終尾の巨人と始祖の巨人の違いは?
結論として、「終尾の巨人」とは、
エレンが地ならしを発動した時の巨人化している状態、形を指している名前です。
そのため、「終尾の巨人」は「始祖の巨人」です。(別名)
(もしくは始祖+進撃+戦槌の姿)
漫画版には出てこない表現ですし、
エレンは「始祖の巨人」と「進撃の巨人」と「戦槌の巨人」を継承しているだけで、
九つの知性巨人とは別に「終尾の巨人」という巨人が存在して
継承されてきたというようなことはありません。
そのため、「終尾の巨人」と「始祖の巨人」に違いがあるというよりは、
「終尾の巨人」は地ならし中の始祖継承者が巨人化した時の姿と言えるでしょう。