進撃の巨人、アッカーマン家の正体、アッカーマン一族はなぜ強い?

進撃の巨人

「進撃の巨人」の物語の中で、リヴァイやミカサなどのアッカーマン家一族は高い戦闘力を持つ一族として登場しています。

リヴァイやミカサは他のキャラクターと比べて明らかに戦闘力が突出していて、その理由はアッカーマン一族であるということが大きなものでした。

本記事では、アッカーマン家の正体、高い戦闘力をもっている由来、強さの理由について掘り下げていきます。

アッカーマン家の正体、アッカーマン家は何者?

エルディア帝国

進撃の巨人の世界にはかつて、エルディア帝国という巨大な帝国がありました。

エルディア帝国は覇権主義的な帝国で、他国を侵略していました。

始祖ユミルは最初エルディア帝国の奴隷でしたが、豚を逃がしたという罪で追われ木の空洞のような場所に落ちます。

その時始祖ユミルは偶然「有機生物の起源」と呼ばれる、いわゆる「光るムカデ」(ハルキゲニア)と接触し、巨人化しました。


エルディア王はユミルの巨人化能力に目をつけ、ユミルを妻にしました。

このユミルの子孫たちが進撃の巨人にいるエルディア人の中で巨人化できる能力をもつ「ユミルの民」です。

アッカーマン家の正体

マーレの元帥たちとジーク(獣の巨人)が会話をするシーンの中で、

「巨人科学の副産物アッカーマン一族と思わしき存在が
少なくとも二人」
(進撃の巨人 漫画版 第93話「闇夜の列車」より)


とジークが語るシーンがあります。

この第93話「闇夜の列車」は単行本では23巻に収録されています。
進撃の巨人(23) (週刊少年マガジンコミックス)


このジークのセリフのバックにはミカサとリヴァイが描かれているので、「二人」というのはパラディ島のリヴァイとミカサということが分かります。


つまりエルディア帝国には「巨人科学」というものがあり、おそらく巨人の能力についての研究がされていた。

そして、巨人科学の副産物としてアッカーマン家が生まれた。

ということです。

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アッカーマン家の能力の由来

アッカーマン家はなぜ強い?

進撃の巨人のストーリー中、イェーガー派が現れフロックがハンジ達を拘束する流れの中で、エレンはアルミンやミカサ達と別部屋で話しをするシーンがあります。

その中で

「ミカサ・・・お前が強ぇ理由だよ」
(進撃の巨人 漫画版 第112話「無知」より)

と言いながらアッカーマン家について話すシーンがあります。

ミカサ、つまりアッカーマン一族の強さの理由

「エルディア帝国がその長い歴史の中で「ユミルの民」を弄くり回した結果
偶然できたのが人の姿のまま一部巨人の力を引き出せるアッカーマン一族だ」
(進撃の巨人 漫画版 第112話「無知」より)


ということでした。

第112話「無知」はコミックスでは28巻に掲載されています。
進撃の巨人(28) (週刊少年マガジンコミックス)


実際、アッカーマン一族はいわゆるパラディ島の「少数民族」で、始祖の巨人の能力の「記憶の改竄」が効きません。

また、アッカーマン一族は巨人化しないし、できません。


ユミルの民であれば始祖の巨人による「記憶の改竄」が可能で巨人化も可能なので、アッカーマン一族は実質的にはユミルの民とはほぼ別の一族になっているということでしょう。


アッカーマン家は条件が揃うと覚醒というか、リミッターが解除されたような状態になり、そうなるとミカサやリヴァイのような強さが手に入る、というアッカーマンの力の秘密のような話もありました。


ただ、これらの会話シーンはアルミンがエレンを殴る前兆になる場面で、エレンはアルミンとミカサを意図的に突き放すために会話をしていたはずです。

そのため、若干疑問は残ります。


また、この時エレンはミカサに時々起こる頭痛についてもアッカーマン一族に由来するものとして、なかなか酷い説明をミカサに伝え、それが理由でエレンはアルミンに殴られます。

リヴァイとミカサ

アッカーマン一族が強い理由は、「巨人科学の副産物」という遺伝的な話が大きい部分ではあると思いますが、進撃の巨人のアッカーマン家の主な二人、リヴァイとミカサには精神的な強さもありました。

リヴァイ・アッカーマン

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リヴァイは母親「クシェル・アッカーマン」がアッカーマン一族です。

リヴァイは調査兵団の兵士長として「人類最強」と称されていました。
(人類=パラディ島の中の人類)


リヴァイの強さはアッカーマン家由来の身体的なものもありますが、過去の子供の頃の過酷な経験や、育ての親であるケニー・アッカーマンの影響から生まれた異常なほどの冷静さにもあります。


リヴァイは言葉に表すことは少なかったものの、調査兵団団長で上司にあたるエルヴィンを明らかに慕っていました。


それでもあれだけ慕っていたエルヴィンが躊躇していたにも関わらず、エルヴィンが新兵を率いて特攻するという作戦を実行することをエルヴィンに強烈に進言。

リヴァイが獣の巨人(ジーク)を倒す作戦を無事成功させています。

この結果、最終的にエルヴィンは退場することになりました。


またリヴァイ班とエレンが一緒にいた際にエレンがなぜか腕だけ巨人化した時も、リヴァイだけが冷静でした。


もちろん巨人科学の副産物として生まれた戦闘能力はあったでしょうが、リヴァイの強さを構成する大きな理由として冷静さはあったはずです。

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ミカサ・アッカーマン

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ミカサの場合「東洋人」うんぬんが絡んで何者かよく分からなくなりますが、ミカサは父親が「アッカーマン一族」、母親が「東洋人」です。


ミカサは冷静と言えば冷静ですが、「私は・・・強い・・・」という謎の名言演説もあるくらい、精神的には不安定な部分がありました。

ただし、戦闘面では超一流。


ミカサがリヴァイと戦ったらどっちが強いんだろう?という話がファンの間で語られることもあるくらいです。


リヴァイと違い、ミカサは年齢も若いですし、体という意味では女性。

にも関わらず、異常な戦闘力を持ち、最終的にはエレンの首を取りました。


ミカサの強さは「エレンへの愛」が原動力という美しい言い方もできますし、「巨人科学の副産物」とアッカーマン一族の強さを覚醒させたから、というシンプルな割り切った考え方もできるかなとは思います。

まとめ

アッカーマン一族は巨人科学の副産物で、覚醒した後はミカサやリヴァイのような常人離れした強さを手に入れます。


例えばミカサの場合はエレンとミカサの絆の元になり、「世界は残酷だ」という強烈な思想の元になったミカサの両親とミカサを襲った強盗事件が「覚醒」の由来です。


ただ、ミカサにしてもリヴァイにしても進撃の巨人の物語を見ていると、身体的な強さにプラスして精神的な強さも常人離れしているように見るため、少なくともこの二人の強さに関しては「アッカーマンだから」だけではない気がします。

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