ワンピースの「モモの助」はルフィたち麦わらの一味の一員ではないにも関わらず、かなり長くルフィたちと一緒に航海した珍しいキャラクターです。
パンクハザード編からワノ国編まで、リアルな意味での何年も読者はモモの助を見てきました。
モモの助はその間の大半、ずっと子供の姿でしたが、ワノ国の最終盤で大人の姿になります。
この記事ではモモの助が大人になった理由や背景と方法。
そしてモモの助が大人になったことの意味を書いていきます。
モモの助が大人になったのは何話?
モモの助は、漫画版のワンピース1023話”瓜二つ”で大人(28歳)の姿として登場しました。
1023話は単行本ではワンピース漫画版101巻に掲載されています。
ONE PIECE 101 (ジャンプコミックス)
ただ、この時のモモの助の姿は大人は大人でも悪魔の実で竜になった姿なので、大人の竜の姿です。
竜ではなく、人間の姿のモモの助の大人になった姿は1051話”ワノ国将軍 光月モモの助”です。
1051話はワンピース漫画版105巻に掲載されています。
ONE PIECE 105 (ジャンプコミックス)
この場面は、カイドウとの最終決戦を控えた緊迫した状況の中で展開されます。
この時、カイドウは空に浮かぶ鬼ヶ島にいました。
モモの助は大人の姿(竜)になり、空を飛びルフィをカイドウの元に運ぼうとします。
この時、モモの助は大人の姿と言っても、竜の姿で人間の姿はまだ読者には分かっていません。
ただ、一緒にいたシノブが泣いていて、「おそらく父親の光月おでんに似ているのだろう」と読者には想像できるシーンになっています。
なぜモモの助は大人になった?大人になった理由
モモの助は漫画版1021話”デモニオ”の最後で、忍者のシノブに大人にしてくれることを頼んでいます。
モモの助がカイドウとの大人になる理由は、大きく二つです。
ルフィを送り届ける役割
ルフィは鬼ヶ島でカイドウとの戦いに負け、一度海に落とされました。
救出されたものの、再戦に挑むにはカイドウのいる鬼ヶ島の屋上まで行かなければいけません。
モモの助はルフィに竜になって飛んでくれるように頼まれますが、今まで高所恐怖症のモモの助は飛ぶことができませんでした。
しかし、カイドウを倒さなければワノ国の未来はなく、新鬼ヶ島計画が進んでいる今、カイドウ倒さなければならず、ルフィをカイドウのいる鬼ヶ島の屋上へ運ぶしかありません。
そしてモモの助は忍者のシノブに大人にしてほしいと頼むことになりました。
鬼ヶ島を支える焔雲
カイドウの「新鬼ヶ島計画」により、カイドウは鬼ヶ島を浮上させ、ワノ国の「花の都」に着陸させようとしていました。
これを放っておけば、花の都では大惨事になります。
モモの助はワノ国を愛するワノ国の将軍になる男。
当然カイドウの野望を止めなければなりませんが、鬼ヶ島を止めるには能力が足りなかったのでしょう。
また、この時の鬼ヶ島はカイドウの焔雲により空に浮かんでいる状態です。
カイドウを倒さなければワノ国は守れませんが、鬼ヶ島が浮いている状態でカイドウが倒されると鬼ヶ島は墜落します。
そのため、鬼ヶ島を無事にいい位置に着陸させるため、モモの助はカイドウと同じく竜になり、焔雲を出さなければなりませんでした。
このためにもモモの助は大人(の竜)になる必要がありました。
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モモの助が大人になった方法は?
モモの助が大人になったのは、忍者のしのぶの悪魔の実、「ジュクジュクの実」の能力によるものです。
しのぶのジュクジュクの実には相手を成長させる(年をとらせる)能力があります。
(あくまで物理的に成長させることができるだけ)
そのため、モモの助はしのぶに大人にしてくれることを頼みました。
ルフィと一緒とは言え、モモの助と敵対しているカイドウの元へ主君であるモモの助を行かせること自体しのぶは反対でしたが、最終的にはモモの助を大人にします。
この結果モモの助は8歳の子供の状態から、28歳の大人の姿に成長しました。
ジュクジュクの実で大人になることには、モモの助自身にとってもリスクがあります。
ジュクジュクの実は成長させることは出来ますが、元の年齢に戻すことはできません。
モモの助は8歳で20年後に飛んだだけで、20年後の世界で28歳の姿になっても、モモの助の生きてきた年数は8年だけなので、精神年齢は8歳のままです。
単純に精神はそのままで、8歳から急に28歳になったら困りませんか?
モモの助にはそういうリスクがありました。
なお、モモの助は子供の姿と大人の姿では声優さんが違います。
子供の頃のモモの助の声優さんは折笠愛さん。
大人になったモモの助の声優さんは下野紘さんです。
大人になったモモの助は身長も3m越えと言われています。
3メートルを超える身長はリアルに考えると恐怖に近いものがありますが、可憐なお菊ちゃんですら287センチあるので、ワンピースの人類の身長から考えるとあり得ないサイズでは全然ないです。
大人になったモモの助
しのぶの「ジュクジュクの実」の能力によって28歳の肉体に成長したモモの助の外見は、父・光月おでんと似た見た目になりました。
(個人的には似てるように見えないけど)
大人になったモモの助は体格もがっしりしていて、身長も3m越え。
幼かったモモの助の印象は全くありません。
ただ、モモの助は8歳の時に光月トキのトキトキの実の能力で20年後に飛ばされただけの存在で、しのぶの能力で体が28歳の体になっていても、精神的には8歳のままです。
これは変と言えば変な状態ではありますが、アシュラ童子のように20年の時を普通に過ごしているのがワノ国の国民の大部分です。
20年前に釜茹でになった光月おでんの息子が8歳の息子であるほうが、ワノ国の人たちからすれば不自然なはずです。
モモの助が大人になったことの結果
ルフィにカイドウの元に運ぶことを頼まれたモモの助は大人の竜になりましたが、高所恐怖症を克服できたとは言えず、目をつぶって空を飛んで運ぶというなかなか無茶な方法で鬼ヶ島の屋上へルフィを運びました。
その後、モモの助はカイドウに噛みついたりしながら、徐々に成長を感じさせるシーンが進みます。
ルフィは屋上に到着後、カイドウと再び戦闘。
カイドウがルフィとの戦いで弱ったことで焔雲にも影響があらわれ、空に浮かぶ鬼ヶ島は不安定になりました。
大人になったモモの助は苦労しながらも、焔雲を作り鬼ヶ島を花の都から遠ざけ、無事に空から降ろすことができました。
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ワノ国の新しい将軍、モモの助
ルフィ(というかニカ)がカイドウを倒したあと、モモの助の妹である光月日和(花魁、小紫)と傳ジロー(狂死郎)たち赤鞘9人衆と共に現れます。
動揺するワノ国の国民たちに傳ジローはワノ国の新将軍を紹介。それがモモの助でした。
最初モモの助が大人になった時の目的には入っていなかったと思いますが、この時モモの助が大人の姿であることはワノ国の人たちにとっては大きな意味があるはずです。
モモの助はトキトキの実の能力で20年後に飛ばされたため、20年後のこの時も少し前まで8歳の姿でした。
もしこの時新たな将軍として、子供の姿でモモの助が現れたらワノ国の人たちにとっては違和感が大きいはずです。
本来モモの助は20年前に8歳だったはずで、20年後に8歳の子供の姿なのはおかしいからです。
また、トキトキの実で飛んだのが理由でモモの助が子供の姿のまま、と説明したとしても、さすがに8歳のモモの助に将軍を任せようとワノ国の人たちが心から思えるかというと、微妙だと思います。
そのため、ワノ国の新しい将軍にモモの助が就任するためには、大人の姿になることは必要なことだったのだろうと思います。
まとめ:
モモの助が大人になったのは、カイドウとの戦いにルフィを連れていくためでした。
結果、大人の竜になり焔雲を出し鬼ヶ島を無事に空から降ろしたことや、新しいワノ国の将軍になることをワノ国の人たちがすんなり受け入れるためにも必要なことだったと考えます。
モモの助やヤマトや日和などワノ国編ではたくさんの魅力的なキャラクターが登場しました。
ワノ国には古代兵器プルトンが眠っていることが分かっています。
光月おでんはワノ国を開国しようとしていたはずで、今のところ開国していません。
開国=プルトンの復活のようなので、今後この絡みが必ず出てくるはずです。
そのため、今後の物語の中でもプルトンの絡みでワノ国のキャラクター達は描かれるでしょう。
また、モモの助はルフィから海賊旗を貰っていて、ルフィの仲間になっています。
そのため、プルトン絡みでなくても、ワノ国に危機があればルフィやあるいはルフィの傘下の海賊団あ出てくることも考えられます。