青キジ(クザン)の目的は?黒ひげ海賊団に入った理由と目的。クザンは革命軍?

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ワンピースの世界で屈指の実力者である元海軍大将青キジ(クザン)が、

「四皇」黒ひげ海賊団に加わったというのが分かった時、

多くのワンピースファンは衝撃を受けました。


海賊と敵対していた海軍の大将だった青キジが、

なぜ「闇」とも言われる黒ひげティーチの海賊団に入ったのか?

青キジの目的は何なのか?

この記事では、青キジ(クザン)の行動やなぜ黒ひげ海賊団に入ったのか、

革命軍説やSword説などなどを考察します。

青キジ(クザン)とは?

青キジ(クザン)とは?

まず、青キジ(クザン)をざっくり説明します。


青キジは世界政府の海軍本部元大将で、

現在は海軍を離れ、黒ひげ海賊団十番船船長になっています。


元海軍にして海賊ということになります。

そう聞くとX・ドレークを思い出しますよね。


アニメ版の声優さんは子安武人さん。


青キジは現在年齢は49歳でヒエヒエの実の能力者です。


海軍大将はそれぞれ〇〇の正義という正義をもっていますが、

青キジは「ダラけきった正義」です。


黄猿(ボルサリーノ)の「どっちつかずの正義」もなかなかそれでいいのか?と思いますが、

青キジはさらに尖った正義を標ぼうしていた人物です。


大将としては珍しくワンピースのわりと早い段階で物語に出て来ていて、

ルフィ達むぎわら海賊団の一員ニコ・ロビンとは深い因縁というかエピソードがあります。


ロビンのいたオハラにバスターコールが発動された時、

本来亡き者にされるはずだった幼いロビンを助けたのが青キジ(クザン)でした。


ドフラミンゴとの会話の中で下記のようなセリフもあり、

青キジはそもそも世界政府を完全には信頼していない様子があります。

「最初から・・・
世界政府が全てとは思っちゃいねェよ」
(ワンピース 漫画 第699話”朝刊”)

上のセリフは単行本では第70巻に収録されています。
ONE PIECE 70 (ジャンプコミックス)

大将を巡る青キジ(クザン)と赤犬(サカズキ)の戦い

青キジが海軍を離れることになった最大の理由は

同じ海軍大将だった赤犬(サカズキ)との対立です。



白ひげ海賊団vs王下七武海&世界政府海軍の頂上戦争後、センゴク元帥が引退

世界政府は赤犬を次の元帥に推薦

前元帥のセンゴクは青キジを元帥に推薦しました。


赤犬はオハラへのバスターコールの際、非常とも言える判断を行っていましたが、

青キジはバスターコール中のオハラでロビンを逃がしました。


赤犬がオハラの事件で行った行為に青キジは明らかに反発していた描写もあり、

元々因縁があります。


能力としても赤犬はマグマグの実の能力者で炎系に対して、

青キジはヒエヒエの実で氷系ですから、そもそもが反発する設定だったのでしょう。


元帥を巡ってなんでそうなるの?って感じもしますが、

二人はパンクハザードで決闘。大将同士で戦います。


戦いの勝利者は赤犬。青キジは負けてしまいました。


赤犬が元帥になるということは、

青キジが決闘してまで抵抗していた赤犬元帥の部下になるということです。


そのため、青キジは海軍を脱退しました。


ちなみにパンクハザードが灼熱と極寒に極端に分かれているのは

青キジと赤犬がパンクハザードで決闘したためです。

青キジ(クザン)が黒ひげ海賊団に入った理由

海軍を離れた後青キジ(クザン)は黒ひげ海賊団に入ることになります。


最初は全く理由が分からず、入った経緯も分かりませんでしたが、

ワンピースの物語の中で徐々に明かされていきました。


青キジが来ていた新世界の島にたまたま黒ひげ海賊団も滞在。


最初は元大将と海賊ということで、

火花が散りそうになるも黒ひげとなぜか意気投合、

しばらく黒ひげ海賊団と話すことになりました。


黒ひげ海賊団の仲間になることを誘われ一度は反発するも、

黒ひげの言葉を聞き、黒ひげ海賊団に入ることになりました。


黒ひげに

政府の正義と自分の正義は違う。

黒ひげに海賊は仲良し軍団ではなく、
利害が一致してりゃいい。

というようなことを言われ、

「自由だよなお前・・・何をしたい!?」
(ワンピース 漫画 1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟)


と言われ思うところがあったのか、黒ひげ海賊団の仲間になりました。


基本的にはこの言葉を受け取ったのが黒ひげ海賊団に入った理由になると思われます。


これらのエピソードは1081話〝黒ひげ海賊団10番船船長クザン〟で語られています。

単行本だと107巻に掲載されています。
ONE PIECE 107 (ジャンプコミックス)




ただ、黒ひげは四皇ですし、海軍とはずっと敵対していた側。

そんな黒ひげと話した言葉に響いたからというだけでクザンが加入するとは、

考えにくいようにも思えます。


青キジはハチノスでガープとも戦いますが、

青キジが勝ったもののガープも生きてるので、やはり青キジには裏がありそうです。

青キジが黒ひげ海賊団に入った理由は、諸説噂があります。

青キジ(クザン)の目的、黒ひげを監視説

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そもそもとして、今までのワンピースの物語を見ている限り、

青キジが何もせず最後まですんなり黒ひげ海賊団に所属するとは思えません。


青キジのキャラクター的にも「闇」とも表現されている黒ひげに従い続けるとも思えません。


そのため、大前提として青キジは何かの目的のために黒ひげ海賊団入りしている、

と考えていいはずです。


青キジが黒ひげ海賊団に入った理由、目的としてよく言われるのは、

スパイとして入ったという説です。


青キジは「ダラけきった正義」を標ぼうしていたような元大将ではありますが、

オハラでのエピソードを見てもこれまでのルフィとのエピソードを見ても、

根底には優しさが感じられる人物です。


また、サウロが親友であったり、ロビンを助けたりしているのを見る限り、

根本的にルフィ側に近い人物に見えます。


ルフィのためということはあり得ないと思いますが、

インペルダウンを襲撃したり、頂上戦争で白髭の能力を奪い、

それ以降も能力者狩りをしている黒ひげは

危険人物であることは間違いないでしょう。


そのため、黒ひげを監視するという意味で

黒ひげ海賊団に参加している可能性があります。


そして、黒ひげを監視する理由として、Sword説、革命軍説も噂されています。

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青キジ、sword(ソード)説

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青キジには実はSword(海軍の特殊部隊)の一員なのではないかという説が

かなり前からあります。


Swordは世界政府の海軍の一部ではありますが、

非常に特殊な組織で隊員はマリンコードを返上しており、

Swordの隊員に対し海軍は責任を持たず、

代わりにSwordの隊員は命令を無視して活動することすらある部隊です。

関連ページ:ワンピースのソード(SWORD)とは?SWORDメンバーや活動内容など


ハンコックを襲った後黒ひげがコビーを連れ去った時、

黒ひげが海軍の「英雄」コビーを使って世界政府と交渉しようとするものの、

コビーが自分はSwordだと明かしたことで諦めたのはこれが理由です。


代表的な人物はX・ドレーク


ドレークは新世代の海賊としてルフィと共に名前を挙げられた海賊でした。

さらにその後カイドウの百獣海賊団に入ります。


これらの動きをしていたドレークは実はSwordの隊長で、

スパイとして潜伏していました。


このようなことが許されるのがSwordの隊員の特徴です。


青キジの場合、赤犬の命令に従いたくないはずの立場なので

このように非常に特殊な部隊であるSwordに加わるというのはとても納得できる話ですし、

黒ひげ海賊団に入っているのも上のドレークの例を見れば青キジがSwordなら全然あり得る話です。

青キジ革命軍説

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革命軍のサボと因縁のある黒ひげ海賊団のバージェスが革命軍本部をバルティゴで見つけ、

黒ひげ海賊団はバルティゴを襲撃、その後海軍やCP0がバルティゴに向かうも

その時既にバルディゴもぬけの空になっていました。

かなり情報が少ない話なので詳細が分からないのですが、

少なくともそれ以降の革命軍は特に何事もなかったように活動していますし、

幹部が減っている様子もありません。

そのため、おそらくそもそも黒ひげ海賊団が襲撃した時点で

もぬけの空だったのでしょう。

そうであるなら黒ひげ海賊団にスパイがいて、

バルティゴが黒ひげ海賊団にばれていて襲撃される、ということを教えていた可能性があります。

スパイである可能性の高いのは青キジ。

というような推測からの説です。

個人的には一番可能性が高いのではと思っています。

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その他:

オハラの意思を受け継ごうとしているという説:

ロビンのいたオハラを青キジは海軍の軍人として攻撃しました。

この時から既に青キジは世界政府に心から従っているようには見えませんでした。

オハラは世界の秘密である空白の100年を研究していたことが理由で

バスターコールが発動され、実質亡き者にされています。

青キジはオハラにいてロビンと親しかったサウロと親友であり、

サウロが逃がそうとしていたという意味も含めて、

ヒエヒエの実の能力で海を凍らせてロビンをそこから逃がしました。

これらの動きの中で青キジはオハラの意思でもある空白の100年に興味を持った。

だから空白の100年をあばく可能性のある黒ひげ海賊団に入ったという説です。

利害の一致説:

単純に利害が一致しているからという説です。

黒ひげが青キジに加入を求めた時に

海賊は利害が一致してればいいというようなことを言いますが、

そのまんまこれだけという説です。


この利害というのは、世界政府、及び海軍と対立しているという部分です。

  • 青キジはそもそもオハラの件もあり、
    世界政府を信頼していない様子が伺える。

  • 青キジ自身が決闘してまで嫌がった赤犬を、
    世界政府は元帥に推薦していて、現在赤犬が元帥になっている。

  • 青キジ自身の「だらけきった正義」と
    バスターコールに見られるような徹底的な破壊との違い


これらを考えれば青キジが世界政府や海軍と敵対しないほうが不自然です。

革命軍説やSword説と似てますが、

革命軍メンバーでもSwordメンバーでもなく

個人的な理由だけというのが違いです。

まとめ:

青キジクザンが黒ひげ海賊団に加わった理由は、

現在の最新のジャンプ連載でもまだはっきりしていません。


そのため断言できる情報はなく、様々な説がありますが、

少なくとも青キジが何も考えずたまたま意気投合した時間があったから、

という理由で黒ひげ海賊団に入るとは思えません。


個人的には諸説あるうちでは、革命軍メンバー説が一番ありそうだと思っています。

革命軍のメンバーだったから、黒ひげ海賊団にスパイとして潜入した、という形ですね。


そうであればバルティゴがもぬけの空だったのも、

黒ひげ海賊団に青キジが入った理由も説明がつくからです。


黒ひげの言った「利害の一致」という意味でも、

青キジが革命軍のメンバーであるなら、

黒ひげ海賊団に入っておけばスパイになれる、という意味で利害が一致している、

とも言えると考えます。

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