進撃の巨人、調査兵団、駐屯兵団、憲兵団の違いと役割

進撃の巨人
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「進撃の巨人」の物語は、

巨人という脅威に立ち向かう人類の戦いを描いています。


その中で重要な役割を果たすのが、調査兵団駐屯兵団憲兵団の三つの兵団です。


それぞれの兵団には独自の役割があり、

物語の進行とともに兵団は変化していきます。


この記事では、これらの兵団の違いと役割を解説し、

その変遷についても掘り下げていきます。

訓練兵団からのスタート

どの兵団に入るか、あるいは入れないかの前に

兵団に入る予定の兵士は最初「訓練兵団」の訓練兵になります。


ウォールマリアのシガンシナ区の門が破壊された結果、

世間体という理由もあって訓練兵団に入団するケースも出てきています。

進撃の巨人の特徴である「立体機動装置」の使い方や戦い方、

巨人がどういうものであるか、弱点であるうなじについてなどを学ぶ場です。

ただし、エレンが知性巨人になれるようになるまでは

そもそも知性巨人という考え方自体が

壁の中の人類にはありませんでした。

そのため、あくまで学べていたのは基本的には無垢の巨人のことと、

「奇行種」と呼ばれる無垢の巨人とは別の動きをする巨人についてです。

知性巨人もある意味では「奇行種」と言えるのかもしれませんが、

エレンが巨人化するまでは

そもそも知性巨人の存在や人間が巨人になるということ自体、

壁内人類は知りませんでした。


訓練兵団では、巨人に対抗するための基礎的な戦闘技術や戦術を学び、

訓練の場で精神的にも鍛えられていきます。



キースの圧のある質問のシーンに自分だったら嫌だなあ、と思った方は多いでしょう。



訓練兵団の卒業後、訓練兵たちは三つの兵団の中から

自分の進路を選ぶことになります。


ただし、三重の壁の奥にいることができる特権階級に近い存在の憲兵団に

訓練兵卒業から志願して入れるのは、成績上位の10名のみでした。

たとえば、エレン達と同じ104期生で10位以内に入っていたアニ・レオンハートは

憲兵団に入団しました。


同じく10位以内に入っていた主人公のエレン・イェーガーや

ミカサ・アッカーマンは、調査兵団のメンバーになりました。


エレンはそもそも巨人を駆逐することを目的にしているため調査兵団以外に入る気はなく、

ミカサはエレンを追った形です。


アルミンは上位10名に入っていませんでしたが、

巨人と直接対峙することを覚悟し、調査兵団を選びました。

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訓練兵団の上位10人

憲兵団に入る権利のあった104期の訓練兵団の上位10人は下記のメンバーでした。

  • ミカサ・アッカーマン
  • ライナー・ブラウン
  • ベルトルト・フーバー
  • アニ・レオンハート
  • エレン・イェーガー
  • ジャン・キルシュタイン
  • マルコ・ボット
  • コニー・スプリンガー
  • サシャ・ブラウス
  • クリスタ・レンズ


クリスタ・レンズ(後のヒストリア・レイス)については、

ユミルがクリスタのために順位を譲ったようなので、

実力と言えるかは分かりませんが、クリスタとマルコ以外のメンバーは

終盤まで活躍するキャラが多いです。


マルコに関しては序盤に消えてしまいますが、

物語上とても重要な意味を持つキャラになりました。
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調査兵団

調査兵団は壁の外に出ていく「壁外調査」を行うのが特徴の兵団です。


物語途中までの調査兵団の団長はエルヴィン・スミス。(声優:小野大輔)


途中からはハンジ・ゾエ(声優:朴璐美)に変わります。


ハンジのように巨人の調査自体がめちゃくちゃ好きな人物もいます。

調査兵団は巨人を捕獲することもありますし、

ただ倒すというよりは巨人の謎を調査するという面があります。

特徴的なのは壁外調査に出ること。

三重の壁に守られていれば中にいる人類は基本的に安全なのに、

わざわざ自分から外に出かけるということは

巨人に襲われにいくようなものです。

そのため、訓練兵を卒業した後の進路としては

人気がありません。



立体機動装置を使って戦っている姿は勇ましいですし、

リヴァイやミカサやエレンのように

巨人を倒しまくる兵士もいる一方、

立体機動装置を使っていても巨人に捕獲され、倒される兵士はたくさんいます。



壁外調査に出れば3割程度の損害が出ると言われています。


実際、進撃の巨人の物語の中で、

何度か壁の外での戦いがありましたが、

巨人との戦いで信じられないほどの損害を受けることが多く、

相次いでいました。

また、壁外調査で犠牲になった兵士の親族から調査兵団の成果を聞かれた時の

「何の成果もありませんでした!」

(進撃の巨人 漫画 第1話「二千年後の君へ」)


というキースの有名なセリフがある通り、

壁の外に出てたところで、

成果と言える成果を出すのは難しいという現実もあります。

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駐屯兵団

駐屯兵団はその名の通り、壁の警護のために駐屯している存在です。

巨人の侵入があった場合は一般市民を逃がし、巨人と戦う役割を持っています。

進撃の巨人の物語の中では調査兵団が主に描かれているためピンと来ないかもしれませんが、

3つの兵団の中でも兵士が一番多いのが駐屯兵団です。

訓練兵団の卒業生は上位10名以外憲兵団に入れませんし、

調査兵団は壁外調査で恐ろしい巨人と対峙する組織。

消去法という意味も含めて、訓練兵の多くは駐屯兵団に入ることになります。

序盤にダイナ巨人に襲われているカルラを助けようとしたものの助けることが出来ず、

エレンを連れて逃げる選択をしたハンネスさん(声優:藤原啓治)も駐屯兵団の兵士です。


駐屯兵団は、ウォール・マリアウォール・ローゼウォール・シーナ

三つの壁を守る役割を持っています。


任務は、壁が巨人に破壊されることを防ぎ、

人類の居住区を守ることです。


調査兵団が壁内にいる場合は、

調査兵団もほぼ同じ役割で巨人と戦うことになるため、

調査兵団と駐屯兵団の役割は重なっている部分があります。


ウォール・ローゼの門が破壊され、トロスト区に巨人が侵入した時、

エレンと共に巨人達と戦ったのも駐屯兵団です。


エレンはこの時まだ訓練兵の立場だったため、

調査兵団の一員ではありません。


訓練兵の立場であってもウォール・ローゼが突破されるという人類の危機に対して、

動員されたということです。


この時リヴァイを含めた調査兵団は壁外調査に出ていたため、

戦いに参加するのはだいぶ後になります。

憲兵団

パラディ島の壁は三重になっていて、

憲兵団は、物語当初基本的には対巨人の戦闘の前線に出ることはなく、

内地の奥を担当していました。


王に近い位置を担当していて、いい意味でも悪い意味でも王政を守る立場なのが憲兵団です。


巨人との戦いに直面しやすい調査兵団や駐屯兵団ではなく

憲兵団に入りたいという希望を持っている訓練兵は

表向きな志望理由として、「王のため」という綺麗な言い方をしたりします。


反面、サネスのような本当に王に忠誠を誓っている人物もいました。


上でも書きましたが訓練兵で上位10位以内に入った者しか所属できないため、

エリート集団とも言えます。


ただし実態としては上にも書いたように

「巨人と戦いたくない兵士」が目指す場所でもあるため、

戦力としては微妙な存在です。


また、兵団の中では上位という立場なこともあり、

物資の横流しをするなど腐敗している様子が漫画やアニメで描かれています。

さらに、憲兵団の中には「中央第一憲兵団」という特別な部隊が存在します。


この部隊は、王政に忠誠を誓い、秘密裏に命令を遂行する部隊で、

リヴァイと因縁の深いケニー・アッカーマンが率いています

影の仕事を受け持つような闇の集団に近い立ち位置です。


王政編でロッド・レイスの命令でエレンやヒストリアをさらったのも

この「中央第一憲兵団」です。


憲兵団は調査兵団とは対立している感じがあり、

知性巨人になれることが分かったエレンを調査兵団と憲兵団のどちらが管理するかを

争ったこともあります。

フロックの登場と兵団

進撃の巨人の途中までは大雑把に言えば、

王都担当の憲兵団、壁を守る担当の駐屯兵団、

壁の外に出る調査兵団、という区分けが可能でした。

しかし、ライナーとベルトルトが正体を告白したり、

獣の巨人が登場したり、彼らを撃退した結果、

ライナー達マーレから派遣されていた知性巨人の能力者は一時マーレに撤収します。



気づけば壁の中の人類は、

知性巨人になれる人材としてエレンとアルミンを抱え、

さらにグリシャの地下室に行けたことで世界の構造を知ることもできました。



結果、壁の外の無垢の巨人はわりとあっさりと掃討され

パラディ島の壁の外にいた巨人の脅威は基本的にはなくなりました



上の3個の兵団の役割は

元々壁の外に巨人がいて攻撃してくる前提だったはずで、

それらがなくなった以上、今までの役割には意味がなくなります。



その後のマーレ編からのストーリーでは、

3個の兵団のトップだったザックレー総統は部屋もろとも爆破され、

駐屯兵団のトップだったピクシスはジークの脊髄液の入ったワインを飲んでしまっていたため、

ジークにより巨人にされます



ザックレー爆破の仕掛け人は調査兵団にいたフロックで、

フロックは兵団の多数のメンバーを率いイェーガー派を作りトップになり、

エレンの地ならしを推進する集団を作ります。


フロックはアルミンとエルヴィンのどちらがベルトルトを継承するかで、

ミカサやエレンがリヴァイと口論していた時に、

エルヴィンに継承させるべきだと熱弁をふるっていた兵士です。

アルミンやミカサ達は地ならしを強行するエレンの真意が分からなくなりながらもエレンを信じ、

ひとまずイェーガー派に賛同するフリをしながら他の思惑を持ち続け、

終盤にはイェーガー派、つまり兵団メンバーとの戦闘も行われました。

これらの動きがあったマーレ編以降、

〇〇兵団という括りは少しずつ意味のないものになっていきます。

まとめ:進撃の巨人、調査兵団、駐屯兵団、憲兵団の違いと役割

「進撃の巨人」の物語を通じて、調査兵団、駐屯兵団、憲兵団は

それぞれ異なる役割を持ちながら、壁内人類の存続のために戦ってきました。


ざっくりとした役割としては、

調査兵団は壁の外に出る壁外調査をする兵団、

駐屯兵団は壁を守り巨人の攻撃があった時には避難誘導もする兵団、

基本的には対巨人戦が少なく安全な所にいる現在の秩序を守る立場の憲兵団、

という形です。


進撃の巨人の物語の主人公はエレンなので、

特に憲兵団が嫌いな人は多いかもしれませんが、

彼らは彼らで現在の秩序を守る立場という使命を持っています。


涙を流しながら

「がんばれよ・・・ハンジ・・・」
(進撃の巨人 漫画 第56話「役者」)


と言ったサネスの姿はそれを象徴していると思います。


壁の外の巨人が掃討されるなど物語が進むにつれて兵団の役割は変化し、

同時にフロックのイェーガー派が組織されるなどの形で兵団は再編成されていきました。

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